

「こんな場所で抹茶を点てるなんて、どうなんだろう?」
そんな葛藤を胸に、私は先日、青梅の川の中で一杯の抹茶を点てました。
川のせせらぎに包まれながら、冷たい流れの中に立ち、自然と一体になるような心地よさと、ちょっとした背徳感。
まるでスイカの上に茶杓を置くような、滑稽で、それでいて忘れられない風景でした。
点てている最中、ふと頭をよぎったのは
「美味しくなるのかな?」「これって、茶道として成立しているのかな?」
という迷い。
でも、そばにいた友人たちが「美味しい!」「東出くん、こういうの最高だね」と言ってくれた瞬間、その迷いはすっと消えていきました。
茶道歴は6年。まだまだ知らないことも多く、正座の角度ひとつにも戸惑うことがあります。
それでも、私が伝えたいのは“美しく決まった型”だけではなく、“お茶を通じて人の心が動く瞬間”です。
それは、静寂な茶室の中だけでなく、川の中や森の中でも、きっと生まれるもの。

型を大切にしつつも、あえてその枠を越えてみることで、茶道はもっと自由に、もっとひとりひとりの心に寄り添えるものになるのではないか。そう感じた体験でした。
このクラウドファンディングでは、そんな新しい茶のかたちを模索する私の挑戦を記録しています。どうか、この一歩を温かく見守っていただけたら嬉しいです。
東出




