
本日の熊日新聞にあった肥薩線に関する記事を要約すると以下になります。
2020年7月の豪雨で被災したJR肥薩線(八代-人吉間)について、JR九州の古宮洋二社長は、福岡市での記者会見で、橋梁(きょうりょう)の架け替えに向けた地質調査を2025年6月に開始する予定であると発表しました。調査対象は、八代市の「球磨川第1橋梁」と球磨村の「第二球磨川橋梁」で、地盤の強度などを調べるため、地面に穴を掘る方法で行われます。また、現在協議が始まっている人吉-吉松間の復旧に関しても、熊本・宮崎・鹿児島の3県が進める話し合いに対して「声がかかれば参加する」と前向きな姿勢を示しました。なお、古宮社長は4月の時点で「2025年度の早い時期に測量に着手したい」と述べていましたが、現時点で具体的な測量の時期は未定とのことです。
2020年の豪雨で、球磨川沿いの地域は甚大な被害を受けました。肥薩線も橋が流され、地域の足が断たれて以来、流域の人々は「いつ元に戻るのか」「このまま廃線になるのでは」と不安を抱えてきました。その中で、「6月に地質調査を始める」という発表は、ようやく目に見える形で復旧が動き出すという希望として受け止められるでしょう。「まだ測量にも至っていないのか」との声もあるかもしれませんが、少なくとも放置されてはいないという事実に、少なからず安心する人もいるはずです。一方で、「25年度に測量着手」というスケジュール感には、復旧が本格化するまでの道のりの長さを改めて突きつけられた気持ちになる人もいるでしょう。日々の移動や経済活動に支障をきたしている現実がある中で、「待つしかないのか」という焦燥感や不満もくすぶっていると考えられます。さらに、人吉-吉松間の協議にはまだJR九州が積極的に関与していないという点にも、「地域全体での復旧にはまだ時間がかかるのでは」という懸念が残ります。




