
【子育て相談】「授業がつまらない」と言う子に親ができること/わが子に合う参考書の選び方
平島の朝ライブでの保護者様からの質問に答えた内容を記事にしたものです。
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「学校の授業がつまらない」
「宿題が嫌だ」
もし、お子さんからこんな言葉を打ち明けられたら、あなたはどうしますか?
頭ごなしに「ちゃんと聞きなさい!」と叱っても、子どもの心は離れていくばかりです。この言葉の裏には、子どもなりの「SOS」が隠されています。
先日、私の朝のライブ配信でも、まさにこのお悩みが寄せられました。今回はその回答を深掘りし、「授業がつまらない」を「楽しい」に変える具体的なアプローチと、お子さんのやる気を引き出す参考書の選び方について、詳しく解説していきます。
なぜ「つまらない」のか?原因別・3つの解決アプローチ
まず大切なのは、「つまらない」という言葉の背景にある原因を探ることです。原因によって、効果的なアプローチは全く異なります。
Case 1:授業が【難しすぎて】ついていけない場合
これは最も多いケースかもしれません。分からない状態が続くと、子どもは授業への興味を失ってしまいます。
<解決策:『わかる!』体験をサポートする> この場合、学校の授業だけで理解しようとするのは酷です。思い切って、お子さんと一緒に本屋さんへ行き、一番わかりやすいと感じる参考書を一冊選びましょう。
そして、「授業でわからないところがあったら、この参考書を開いてみよう」と提案します。もし可能であれば、事前に先生に「本人が授業についていけていないようなので、理解を補うために参考書を使わせていただいてもよろしいでしょうか」と相談しておくと、よりスムーズです。
授業という「ライブ」でわからなくても、参考書という「教科書」で自分のペースで理解できれば、「わかる!」という喜びを取り戻すことができます。
Case 2:授業の進め方が【単調で】眠くなる場合
先生の話し方が一定のトーンだったり、ただ教科書を読むだけだったりすると、どんな子でも眠くなってしまうものです。
<解決策:授業を「アート」に変えるノート術> 私自身、高校の世界史の授業が非常に単調で、クラスの半分が寝ているような状況でした。そのとき私が編み出したのが、先生が話している内容を、すべて「絵」でノートにまとめるという方法です。
例えば、歴史上の人物を棒人間で描き、その周りに吹き出しでセリフを入れたり、出来事をマンガのように描いたりするのです。
手を動かし、頭の中で情報をイメージに変換する作業は、脳をフル回転させるため、驚くほど集中力が高まります。そして、自分で描いた絵はイメージとして強烈に記憶に残ります。10年以上経った今でも、私が当時描いたナポレオンの絵は、ありありと思い出すことができます。
「今日の授業、絵にしてみたらどんな作品になるかな?」とお子さんと話してみてください。ノートが、退屈な作業場から創造的なアトリエに変わるはずです。
Case 3:授業が【簡単すぎて】退屈な場合
これは、特に知的好奇心が高いお子さんに見られるケースです。周りと同じペースで進むことに、物足りなさを感じているのかもしれません。
<解決策:知的好奇心を刺激する「+α」の探求> この場合は、学校の授業を「基礎」と捉え、家庭でより発展的な学びに挑戦させてあげましょう。少し難易度の高い問題集にチャレンジしたり、授業で習ったテーマについて、図鑑やインターネットでさらに深く掘り下げてみるのも良いでしょう。「もっと知りたい」という欲求を満たしてあげることが、学びへの情熱をさらに加速させます。
わが子にピッタリの参考書を見つける「2つの視点」
学習の良きパートナーとなる参考書。しかし、数ある中からどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。選び方には、大きく分けて2つの視点があります。
視点1:基本は「イラスト豊富」でイメージしやすいもの
特に勉強に苦手意識があるお子さんには、イラストや図解が多く、直感的に内容をイメージできる参考書がおすすめです。文字ばかりの参考書は、開いた瞬間にやる気を失わせてしまう可能性があります。まずは「とっつきやすさ」「楽しそう」という見た目の印象を大切に選んであげてください。
視点2:逆転の発想!あえて「分厚い」参考書を選ぶ
これは少し意外に思われるかもしれませんが、私は「分厚い参考書」を高く評価しています。なぜなら、分厚いということは、それだけ言葉を尽くして丁寧に解説している証拠だからです。
薄い参考書は、要点がまとまっている反面、多くの情報が削ぎ落とされています。そのため、「なぜそうなるのか?」という本質的な理解に至らないことがあります。ある程度基礎が固まってきたら、敢えて辞書のように分厚く、情報量の多い参考書に挑戦してみるのも一つの手です。
最終的には、お子さんの性格や現在の学力レベルに合わせて、本人が「これならやれそう!」と思えるものを選ぶのが一番です。ぜひ一緒に書店に足を運び、中身をじっくり見比べてみてください。
究極の解決策は「環境」と「出会い」にある
ここまで具体的なテクニックをお伝えしてきましたが、最も強力にお子さんの学びを変えるのは、「環境」と「人との出会い」です。
私が主催するオンラインコミュニティ「ラボラリー」では、まさにその環境を提供しています。ここでは、小学生から大人までが一緒になって、それぞれの悩みや夢を語り合います。
大人のリアルな悩みを聞くことで、子どもは「勉強が全てではない」と視野を広げられる。
学生のひたむきな姿を見ることで、大人は忘れかけていた情熱を思い出す。
このように、世代を超えてお互いに刺激を与え合い、応援し合える環境に身を置くことで、子どもたちは自然と「自分も頑張ろう」という気持ちになります。一人で悶々と悩むのではなく、多様な価値観に触れること。それこそが、人を最も成長させるのです。
そして、その「出会い」の集大成ともいえるのが、6月29日に開催する「教育革命フォーラム」です。
経済学の権威である東大教授、元人気アナウンサー、ベストセラー作家、子ども専門の精神科医など、各界のトップランナーたちが、この日のために集結します。なんと、懇親会には元スタンフォード大学の小島先生も参加が決定し、1対1に近い距離で話せる、ありえない機会となっています。
私は、人生は「誰と出会うか」で決まると確信しています。私自身、素晴らしい師との出会いによって人生が劇的に変わりました。
このフォーラムは、お子さんの未来を変えるだけでなく、親であるあなたの人生観をも揺さぶる一日になるはずです。リアル参加が難しい方も、オンライン参加やアーカイブ視聴が可能です。
ぜひ、人生を変える「出会い」を、親子で体験しに来てください。
▼教育革命フォーラムのお申し込みはこちら
https://camp-fire.jp/projects/842146/view
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