教育革命フォーラム、大盛況にて閉幕!当日最も反響のあった「勉強しなさい!」が不要になる子育ての本質
昨日、6月29日に開催いたしました「教育革命フォーラム」は、オンラインと合わせて100名を超える多くの皆様にご参加いただき、大盛況のうちに幕を閉じることができました。ご参加いただいた皆様、そして応援してくださった全ての皆様に、心より御礼申し上げます。
当日は、各界のトップランナーたちが「これからの学び」について熱い議論を交わしましたが、中でも多くの親御さんが深く頷き、新たな気づきを得られていたのが、「子どもの集中力は、どうすれば育つのか?」というテーマでした。
「うちの子、ゲームやYouTubeには何時間も夢中になれるのに、どうして勉強には」
この普遍的な悩みに隠された、子どもの可能性を最大限に引き出すためのヒントを、当日の熱気とともに、改めてお届けします。
なぜ、東大教授はロックスターを目指したのか?
フォーラムで登壇された、ノーベル経済学賞に最も近いと言われる小島武仁先生(東京大学教授)も、かつては自分の道に迷い、ロックスターを目指していた時期があったと言います。
小島先生は、進路に迷い、何をしていいか分からなくなった時、勉強とは全く関係のない、ローラーブレードやボイストレーニングに熱中したそうです。しかし、その「好きなことをやりきった」経験があったからこそ、ある友人との出会いをきっかけに「経済学」という新たな世界に面白さを見出し、そこから一気に道を突き進むことができたのです。
これは、何を意味するのでしょうか? それは、子どもは、自分の「好き」という感情に正直に行動し、集中している時にこそ、最も成長するということです。
ゲームでも、YouTubeでも、何でも構いません。お子さんが何かに夢中になっている時、その脳はフル回転し、驚異的な集中力を発揮しています。その姿を見て、私たちは「不真面目だ」と断じるのではなく、まずその一点集中のエネルギーそのものを、高く評価してあげる必要があります。
親ができる唯一にして最強の「声がけ」
では、親として具体的にどう関われば、その集中力を「学び」へと繋げていくことができるのでしょうか。 答えは、非常にシンプルです。
お子さんが夢中になっている姿を見つけたら、ただ、その集中力を褒めてあげること。
「すごい集中力だね!」
「そんなに夢中になれるものがあるって、素晴らしいね!」
ポイントは、「その集中力を勉強にも活かしなさい」といった、余計な一言を付け加えないことです。ただ純粋に、目の前の事実を承認し、賞賛する。
これを繰り返すことで、お子さんの潜在意識には「自分は集中できる人間なんだ」という、ポジティブな自己イメージ(アイデンティティ)が形成されます。
自分を「集中力がある人間だ」と認識している子は、いざ勉強という課題に直面した時も、「自分ならできるはずだ」と、自ら集中力のスイッチを入れようと試みるようになります。
最後に
子どもの机に向かう時間が短いと、親はつい焦ってしまいます。しかし、本当に大切なのは、机に座っている時間の長さではありません。
お子さんが、自分の「好き」というエネルギーを信じ、何かに夢中になる時間を、親がどれだけ温かい目で見守ってあげられるか。
「勉強しなさい」という言葉をぐっと飲み込み、まずはお子さんの「好き」を全力で応援してあげる。その信頼関係こそが、お子さんの自己肯定感を育み、最終的にはあらゆる物事に対して、自ら意欲的に取り組む力を引き出す、何よりの土台となるのです。
今回のフォーラムでお伝えしたかったのは、まさにこの「子どもの『好き』というエネルギーを信じ、見守ることの重要性」でした。
当日ご参加いただけなかった方でも、現在販売中のオンライン券またはリアル会場参加券をご支援いただければ、フォーラム全編のアーカイブ動画をご用意しております。クラウドファンディングの期間も残りわずかとなりましたが、この機会にぜひ、多様なプロフェッショナルたちが語る「学びの本質」に触れ、あなたの子育ての「軸」を見つけるきっかけにしていただければ幸いです。
▼現在開催中のクラウドファンディングはこちら
最後まで応援よろしくお願いします。
https://camp-fire.jp/projects/842146/view





