
「授業についていけないときは、本当に怖かったし、先生に助けてほしかった。」
そう語るのは、サラスースーでライフスキルとアートの授業を担当しているセイハ先生。中華料理店での接客を経て、2021年にサラスースーに入社。当初は販売スタッフとしての勤務からスタートしましたが、徐々に工房でのトレーニングやカウンセリングも担うようになり、現在は子どもたちの学びを支える「先生」として活躍しています。
自身が感じた「怖さ」や「助けを求められなかった経験」を胸に、セイハ先生は、生徒たちが安心して「わからない」と言える教室づくりに力を注いできました。最初の頃は、生徒たちも不安やわからなさを表に出すことができず、先生の方から「ここが難しいの?」と具体的に問いかける必要があったといいます。
しかし、今では生徒たちが少しずつ変わり始めています。「最近は、ヘルプを求めることに慣れてきたのか、正直に相談してくれるようになりました。そういう変化を見るとうれしいですね。」と、笑顔で語るセイハ先生。
こうした日々の積み重ねが、「誰も取り残されない教室」を少しずつ現実のものにしています。子どもたちが自分の困難を隠さずに話せるようになったのは、目の前の一人ひとりの気持ちに寄り添い、声なき声を丁寧に受けとめてきた先生たちの努力の賜物です。
サラスースーでは、こうした現地教師たちの実践を通じて、子どもたちが安心して学べる環境を広げていく取り組みを続けています。その歩みを、これからも皆さまと共に進めていけたら幸いです。




