
サラスースーでは、「誰も取り残されない学び」を実現するための取り組みの一環として、日本の中学生・高校生・大学生を主な対象に、カンボジアでのスタディツアーや越境型の学習プログラムを展開しています。
舞台は、シェムリアップ郊外・クチャ村にある、サラスースーの工房と実験校。この場所では、2016年より「ものづくりを通したひとづくり」を続けてきました。現在は、かつての工房が、子どもたちが自ら学び、仲間と支え合いながら「がんばることを学ぶ」学校として再生し、教育の現場として新たな役割を担っています。
この学びの現場を訪れるスタディツアーでは、参加者自身が現地の空気を感じ、現地の子どもたちや先生、作り手との出会いを通じて、多様な価値観や社会課題に触れる機会を得ることができます。プログラムのテーマは、SDGs、ジェンダー、教育、進路やキャリアなど多岐にわたり、日本人スタッフや現地スタッフによるファシリテーションのもと、対話と内省を重視した学びが展開されています。
現地の学校や工房の見学、伝統的ないぐさを使ったクラフト体験、給食の試食、作り手の家庭訪問など、体験の内容もさまざまです。時には、サラスースーの先生たちがどのように授業研究を重ねているかを間近で見たり、生徒たちの声に耳を傾けたりと、教育のあり方を深く考えるきっかけにもなります。
「越境」という言葉には、国境を越えるだけでなく、自分自身の価値観や当たり前の枠を乗り越えるという意味も込められています。サラスースーのスタディツアーは、まさにそのような「越境の学び」の実践の場です。
こうした取り組みが、日本とカンボジアをつなぎ、教育や社会に対する新たな視点を育むことを願って、サラスースーはこれからも学びの場をひらいていきます。





