
「ごはん」にご出演頂いた際、たった数人しかスタッフがいない自主映画の現場に福本さんはニコニコ笑ってお付き合いくださった。
黙々と稲を刈る地味なシーン。
額の汗を拭いつつ笑顔で鎌を動かす様に、派手な立ち回りで華麗な散りざまを魅せる福本さんの違う魅力を見た気がした。
そんな素の福本さんの姿に触れることの出来る映画に、この作品はなると思う。
「斬られ役の達人」ではなく、謙虚で優しく、話好きで面倒見の良い
僕の大好きな福本さんとまた会える。
映画が始まったらきっと僕は言う。
おかえりなさい、と。
——安田淳一監督(『侍タイムスリッパー』『ごはん』)







