
志賀理和氣神社鎮守の杜再生にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
草取りは植えたばかりの木々にとって大切な作業です。
私の趣味のようになりつつありますが、楽しい中にもどうしても大変な部分もございます。
草を掻き別けて進むうち、草まみれになることはしょっちゅうですし、つる草は意外と毛におおわれていて、擦り傷を負ったりもします。
そんな中、私が小さかった頃に父が話してくれた、父のおばあさん(私の曾祖母)の話が思い出されました。
幼少期、魚取りをしていてズボンに穴が開いたことがあったそうです。おばあさんは怒りもせず、魚さんの命を貰うんだから、ズボンの穴くらい仕方のないことだと言ってくれたそうです。
私も雑草たちの命を刈り取っているわけですから、少しの擦り傷くらいは仕方ないことだと思い、雑草たちが役割を変えて、木々の養分として森の一部となってくれることを祈りました。
命は次の命の一部となり、延々と紡がれていくものです。
この森づくりにより、命と願いが悠久の時を歩むことを心から願っています。
どうか皆様のお力をお貸しください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
志賀理和氣神社宮司 田村寛仁



