カカオ の付いた活動報告
皆さま、いつも応援ありがとうございます。本日は、タイ北部・ナーン県から嬉しいご報告です。私たちが日本での取引を始めたことで、現地ではカカオの木の植林が進み、なんと現在の約3倍ものカカオの木が新たに植えられました!カカオの木は植えてから収穫までに4年かかります。つまり、今植えられた木々は、4年後に実をつけ、再び多くの笑顔とチョコレートを生み出すことになります。この循環を未来につなぐためにも、クラウドファンディングの挑戦は続きます。残り13日、引き続きご支援・拡散をよろしくお願いいたします!
チョコレートの香りや奥深い味わいは、「カカオ豆の発酵」という工程から生まれます。タイ北部・ナーン県では、収穫されたばかりのカカオ豆をバナナの葉で丁寧に包み、5〜7日間かけて自然発酵させています。ただ置いておくだけではありません。毎日、人の手で豆をかき混ぜ、中心温度を温度計で確認しながら、お世話をする、まるで糠漬けの「ぬか床」を育てるような感覚です。この工程では、酵母や乳酸菌が活発に働き、豆の中に眠る風味が少しずつ引き出されていきます。香り、酸味、甘み、そして深み。チョコレートに欠かせないすべての風味が、ここで生まれるのです。発酵期間は、気候や豆の色・香りを見ながら、毎回少しずつ調整されています。それを可能にするのは、現地の生産者が持つ長年の経験と感覚。大量生産では決して真似できない、手仕事の技術です。カカオ豆を乾燥するためのビニールハウス発酵が終わると、ビニールハウス内で5〜10日かけてじっくりと乾燥させます。風通しをよく保ちつつ、天候によっては扇風機を回したり、ハウスの温度を調整したりと、ここでも細やかな管理が続きます。こうして約1か月の工程を経て、ようやくカカオ豆は日本へと旅立ち、私たちのもとでチョコレートへと生まれ変わります。一粒のチョコレートの背景には、自然と寄り添いながら育てられた物語と、人の手のぬくもりがあります。
PURPLE CACAO— 希少な紫カカオを使用した、限定フレーバー —通常、生のカカオ豆はポリフェノールを豊富に含むため紫色をしていますが、乾燥や焙煎によって茶色へと変化し、ポリフェノールの多くが失われてしまいます。今回、タイ・ナーン県に暮らす20代の若い夫婦が、収穫時期 × 超低温発酵 × 低温長時間焙煎という独自の組み合わせによって、ポリフェノールを豊かに含んだ“紫色のチョコレート”を作ることに成功しました。◇特徴・収穫は年にわずか3か月。限定された時期のカカオのみを使用・ポリフェノールを残す超低温発酵・ローチョコレート製法による、カカオの栄養を生かした低温焙煎こうして手間ひまかけて生まれた紫カカオのチョコレートは、一見ホワイトチョコのようでいて、口に含むと奥深いカカオの渋みやほろ苦さが広がります。今回のクラウドファンディングでは、サロン・デュ・ショコラ限定フレーバーとして、こちらの紫チョコレートが必ず入った返礼品をご用意しています。希少な紫カカオの魅力を、ぜひこの機会に体験してください。






