
赤嶺姉妹の活動にご賛同いただきありがとうございます!
クラウドファンディングも残りわずか、ご支援を通してこの文化に参加してほしい。
増上寺公演が決まってから、琉球使節による江戸上りの歴史を改めて学びたいと思い、
沖縄県立博物館に所蔵されている関連資料をお借りしました。
琉球にまつわる歴史書は第二次世界大戦で多くが焼失してしまっていて、不明な部分も多いことをぜひ皆様にも知って欲しいです。首里城の再建に際しても資料が乏しく、復元には大変なご苦労があったと伺っています。
また、伝統工芸においても同様です。たとえば紅型では代々受け継がれてきた道具や型紙の多くが焼失し、戦後人々の手によって一から復元され、今日までその技が守られてきました。
そのような中「江戸上り」に関しては比較的明確な記録が残っています。
琉球から江戸に派遣された使節は、実に百名余り。
全員の氏名や役職などが詳細に記された名簿が存在します。
その中に比嘉親雲上という人物が、道中で命を落とし高輪大圓寺に埋葬されたという記録がありました。高輪は私たちの稽古場も近いので調べると、現在は杉並区永福町へ移転していました。

沖縄は先祖崇拝を大切にする文化がありますが、なんと比嘉親雲上は姉妹の直系の先祖ということがわかりました。驚きつつも姉妹でお参りし「どうか増上寺の舞台を無事に迎えられますように」と手を合わせました。
これは沖縄を離れた東京の地での縁を感じ、琉球からのメッセージが届くような体験でした。東京で琉球舞踊公演と聞くと全く関連がないように思われがちですが、歴史を知れば知るほど、意味のあることだと気付かされます。
単なる教科書の歴史と思っていたことは、実際に過去として存在していて今に繋がっている。だからこそ現在も確実に未来へと繋がっていきます!
クラウドファンディングの募集期間は残りわずかとなりますが、皆さんがこの文化を知ってよかったと思える活動をこれからも続けていきます。琉球舞踊を一緒に守ってくれてありがとうございます。そしてこの文化があるということをぜひシェア、拡散してほしいです。
感謝を込めて




