
こんにちは。盛田 祐代です。
今回のクラウドファンディングのプロジェクトに込めた「もう1つの想い」についてお話ししましょう。
このクラウドファンディングを通じて、多くの方に「AI音楽の可能性」を知っていただきたいと思います。それも、音楽経験のない人が単にプロンプトだけで音楽を作るのではなく、音楽の専門知識のある人にも可能性のある分野だということを。
伝統的な音楽の関係者にとって、「AIで音楽」というのはなかなか理解が得られないものです。私も経験していますからよくわかります。とはいえ音楽大学を卒業後、就職で苦労するのは事実。私は武蔵野音楽大学を卒業したものの、当時は就職先も決まらず、社会の厳しさを実感しました。後に仕事をすることはできましたが、今度は自分のスキルがあまりにも乏しいことに気づきました。業務を通じて知識を身につけるのはもちろん、リスキリングにも力を入れました。青山学院大学のMBAで学び(TOEIC以外の単位を取得し退学)、慶應義塾大学法学部(通信教育)を卒業し、そして現在は産業能率大学で心理学の資格取得を目指し勉強しています。その結果、投資助言業のCEOなども務めることができました。しかしその背景では努力が必要でした。
そして今、「AI音楽」という新たな分野が登場し、「音大出身の人にも就職のチャンスがある分野だ」と知ったのです。AI音楽は、音楽の知識のない人でも気軽に音楽を作ることができます。しかし専門家知識がある人はもっと楽しめる分野なのです。例えば私は自分で作曲し演奏したものをもとにAIで曲作りしていますが、感情豊かな音楽を作るにはやはり音大で学んだスキルは必須です。他にも、今回のこのプロジェクトでご提案しているような「ペットの鳴き声を使った音楽」も、やはり音楽を学んだ音大生の方が美しい曲に仕上げることができるでしょう。
例えば、大切な家族であるペットが虹の橋を渡る時、その鳴き声で作る音楽があったらどうでしょうか。それは飼い主の方の心を癒すものにもなると思います。
私が今回このプロジェクトを行うことで、音楽を学ばれた方に「AIを使ってペットの鳴き声で音楽を作ることができる」ということを知っていたいただき「プロの演奏家にはなれなかったけど、これなら私にもできる」という気づきになっていただけると嬉しいものです。私はFinAITune(金融+AI音楽)、MktAITune(マーケティング+AI音楽)、EduAITune(教育+AI音楽)というAI音楽関係の商標を3つ取得しましましたが、これらも音大卒の人が活躍できる分野ができればいいという想いで作ったものです。
私のこの小さな挑戦が、AI音楽と音大生の未来を少しでも照らすことを願っています。どうか、この新しい音楽の未来を、皆さまと一緒に育てていけたら嬉しいです。




