2024年8月、ウガンダの首都カンパラにて、日本のお好み焼きをアレンジした「カンパラ焼き」を伝えるためにアフリカに渡航しました。
現地の食材だけを使い、かんたん、安価で栄養価も高く、何より「とても美味しい!」と多くの方に喜んでいただきました。
子どもたちやお母さんたちが、ニコニコ笑顔で美味しそうに食べてくれる姿を見るたびに、この活動の可能性を感じました。
カンパラ焼きはたくさんの野菜が入っていて、1枚でお腹いっぱいになり、調理も簡単なので、子どもも大人の方もでもすぐに作ることができます。お好み焼きを通じて、心もお腹も満たされる体験を届けることができたのです。
今回はその“続編”として、ウガンダに「マンプク キッチン」というお店をオープンするため、みなさんにご支援をお願いしています。
2024年の渡航の様子(原貫太YouTubeより)



お好み焼きには、“悲しい過去と未来への希望”が詰まっています。第二次世界大戦後、原爆が投下された広島では、多くの戦争未亡人が焼け野原の中でお好み焼きの屋台を立ち上げ、生活を立て直していきました。(諸説あり)
アメリカ軍の配給で手に入ったわずかな小麦粉、たった1枚の鉄板、身の回りにある食材。それだけで空腹を満たし、「明日を生きる力」に変えていった——それが、お好み焼きの原点です。
私がいつも大阪で運営している子ども食堂でも、地域で廃棄されそうな野菜をいただき、その時にある食材を活かしてお好み焼きを作っています。その季節にある野菜を使うので、キャベツを使わない時もあります。冬は大根や白菜、夏はトマトやナスなど、何を入れても美味しく、しっかりお腹もふくれる。そんな“昭和の知恵”が、お好み焼きです。
私がウガンダで広めている“カンパラ焼き”も、まさにその物語の続き。先人たちが生み出した戦後の知恵を、いまアフリカの課題解決に活かしたいと考えています。
ウガンダでは今も国境付近で紛争が続き、都市部では急激な都市化によって格差が広がり、治安も悪化。ストリートチルドレンや若年妊娠によるシングルマザーも増えています。一方で、野菜は豊富に採れるのに、管理体制が整っておらずフードロスも生まれています。
そんなウガンダに、“お好み焼きの知恵”を。現地のシングルママたちと一緒に、カンパラにある食材を活かし、笑顔と満腹を届けられる「カンパラ焼き食堂」をつくろうとしています。
カンパラのスラムのママさんたち

ウガンダの首都・カンパラにて、子ども食堂の機能も併設した「カンパラ焼き」のお店を現地ママたちと一緒に開業します!その名も「マンプク キッチン(社名:Mampuku Uganda Ltd.)」お腹がいっぱいになることで、笑顔が増え、争いのないやさしい社会になったらええなあ——そんな思いをこめた名前です。
そしてこのお店は、現地シングルマザーたちの“働く場所”でもあります。彼女たちは、子どもたちのためにと一生懸命がんばってるけど仕事が限られていて、わずかな収入しかありません。子どもをお腹いっぱいにさせてあげたい、学校に行かせたい。オカンの思いは世界共通です。
そんなママさんたちを見ていて、「食べることで笑顔に」「働くことで自立へ」その両方を叶えられる場所を、一緒につくれるんちゃうかと私は現地で感じました。ウガンダのカンパラで、調理・接客・会計など店舗の運営をママたちが主体となって担うフランチャイズ形式で展開していきます。
カンパラ焼きの作り方をイラストで説明しました。
真剣にメモをとるママさんたち

このプロジェクトが成功したら、ウガンダの首都カンパラに、“満腹”と“笑顔”を届ける「カンパラ焼き食堂(マンプクキッチン)」が誕生します。
ここは単なる食堂ではありません。シングルマザーが仕事を得て、自分の手で家計を支えることができる場所。子どもたちが空腹を満たし、「今日はちゃんと食べられた」と安心できる居場所。そして、地域の人たちが「みんなで食べるって楽しいな」と感じられる、笑顔の発信地になります。
将来的には、“カンパラ焼き”を別の地域でも広めていけるように、のれん分けの仕組みも目指しています。
1枚のお好み焼きから始まる、大きな“満腹の連鎖”。それが世界をやさしく、あたたかく変えていく第一歩になると信じています。
設立メンバーのサラさん。5歳と0歳のママ。
カンパラ焼きは子どもたちにも大人気!
こんなにおいしい食べ物は生まれてはじめて!!

今回のクラウドファンディングで集まったご支援は、以下に使用させていただきます。
用途内容・金額(概算)
開業準備のため:約100万円
内訳(優先順位):
①法人登記(Mampuku Uganda Ltd. 設立)、銀行口座開設…約10万円
②店舗下見と契約費用…約10万円
③スタッフ研修費…約10万円
④現地リーダー、行政関係者むけ試食イベントの開催…約10万円
⑤調理器具・設備工事費・什器・水回り・看板など……約20万円
⑥ユニフォーム代(エプロンと三角巾)、食材仕入れ……約10万円
残りは、現地での広告宣伝費、スタッフ人件費などにあてます。
もちろん、きちんと事業にするための資金はこれだけでは足りません。
少しでも資金があった方が、より「早く」実現できるのです。
「お金がないから、学校へ行かせてあげれない、病院に連れて行けない」そんなママさんたちが稼げる仕事、そのための開業資金が必要なのです。
ママさんたちは、目の前の子どもたちのために「1日も早く!」と願っています。
応援してくださるみなさんには、こんなリターンをご用意します!
食べて、作って、体験する!
一緒にワクワクせえへん?めっちゃおもろいで!
・現地レポート・オンライン報告会
作って食べる体験
・カンパラ焼き試食会にご招待(東京・大阪で開催)
・カンパラ焼きの粉(ウガンダの白とうもろこし粉・キャッサバ粉)とレシピ
・マンプクキッチン オリジナル コテ(ヘラ)
現地で体験
・アフリカ ウガンダでボランティア体験
※私の英会話の先生のベナッド先生は現地で旅行業もやっているので、現地ドライバーや移動手段の手配もしてくれます。(別途費用がかかります)
もし現地までの移動が不安な方は、手配方法を案内しますのでお気軽にご相談ください。
この挑戦は“未来への投資”です。
今後さらに少子高齢化が進む日本では、多くの外国人の方と共に生きる社会になっていきます。だからこそ、海外とつながるリアルな経験や、多文化に触れる機会を日本の子ども若者たちにも届けたい。そんな思いも持っています。
ウガンダとのつながりを作ることで、
・海外と関わるリアルな交流
・英語を学ぶきっかけ
・違いを超えて分かり合うコミュニケーションの力
が、日本の子ども・若者たちの未来の可能性を広げてくれます。
お好み焼きを囲んで、世界と笑ってつながる。そんな子ども食堂ができたらおもろいな〜。オカンの妄想はまだまだ広がります。
大阪府富田林市「トピックずーむ食堂」
学生ボランティアがお好み焼きを焼いています
“満腹(マンプク)”って、お腹が満たされることで、人はやさしくなれるし、笑えるようにもなる。誰かのことを考える余裕も生まれ、次の誰かを笑顔にする。
次はその“マンプクの連鎖”を、アフリカにも届けたいです。
応援してくれるみなさんが、「オカンの挑戦おもろいな。しらんけど」って思ってくれたら、めっちゃうれしいです!
ぜひ、“続:オカンの挑戦!お好み焼きは世界を変えるんちゃうか!?しらんけど”を引き続きお楽しみください!「将来の夢はカンパラ焼き屋さん!」
<自己紹介>
谷川うり
・大阪府富田林市で活動中
・子ども食堂を運営し、特に生活が厳しい子どもや若者に、食料や生理用品の無料配布も実施
・「お腹がいっぱいになったら辛いことも忘れるで」という想いで、日々子ども、若者たちと関わっている
・コロナ明けに外国人留学生からの相談が増加し、言葉が通じず困った経験からオンライン英会話をスタート。
・オンライン英会話で出会ったウガンダ人の先生との交流をきっかけに、アフリカの課題を知る。
・“オカンのおせっかい魂”がうずき、ウガンダへ渡航
・カンパラの食材をリサーチし、ウガンダ風お好み焼き「カンパラ焼き」開発。
・「お好み焼きは世界を変えるんちゃうか!?知らんけど」と言いながら、2024年夏にウガンダに「カンパラ焼き」を伝える。
・2024年夏 首都カンパラのスラムに住むシングルマザーたちと一緒に、「カンパラ焼き」の子ども食堂を開催し、子どもたちに笑顔と満腹を届ける活動を実施。
最新の活動報告
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ウガンダよりHappy Merry Christmas!
2025/12/25 15:07クリスマスです!皆様いかがお過ごしでしょうか?今、ウガンダでは来月に大統領選挙があって、デモがあったり、支持者同士の武力衝突があったりと、街の中は治安が安定しないようです。そんな環境下でも、ママさんたちが笑顔で焼いてくれて、みなさんパワフルだな〜。シングルマザーの焼き手さん、サラさんも上手に焼けるようになりました。日本から運んだお好みソースも大切に使ってくれているようで、カンパラヤキソースも美味しく作れるようになったよ!とのこと。私が現地にいなくても、自分たちの手で「オリジナルソース」として、カンパラヤキソースの作り方をマスターしたようです。スラムの教会の中は子どもたちでいっぱい!クリスマスだからみなさんドレスコードしてるようですね。カンパラヤキの出来上がりを待っているようです。焼き上がったカンパラヤキは、アルミホイルに包んで子どもたちに配ります。子どもたちも美味しいカンパラヤキで「マンプク、マンゾク」o(^-^)oこうやって私が現地にいなくとも、自分たちで作れるようになる。私がいなくても、地域で回る仕組みがでないと持続可能じゃない!次のステップは、自分たちで稼げるようになる。が目標です。まもなく2025年も終わりますが、2026年はビジネスモードにスイッチを入れて、きちんと利益を出せる仕組みを作ってまいります。これからの展開も乞うご期待ください! もっと見る
YouTube動画をアップしました!
2025/11/19 22:54 お待たせしました!YouTubeの動画をアップしました。1分ほどの動画になっておりますので、サクっと!ご視聴いただけます。おかげさまで、今回の皆様のご支援でウガンダに「美味しい笑顔」を作ってまいりました。未来への希望あふれるままさんたちの笑顔。その様子をぜひ映像でご覧ください!「ウガンダみんな満腹になあれ!」シェア、拡散大歓迎です!ちょいロングバージョンも作成中です。しばしお待ちくださいm(_ _)m もっと見る
排除するのではなく、一緒に楽しめるスキル。まかせて!といえる自信を得てきました
2025/10/01 10:49無事、帰国しております!今回の渡航で私が最も得たことは「異国の人とコミュニケーションをとれる自信」です。中学1年で英語を挫折しそのまま放置し、外国人から話しかけられてもオロオロするだけでしたが、私が住んでる町でも当たり前に見かけるようになり「このままではあかんな〜」と英会話を始めました。それがきっかけでアフリカと繋がり、現地にも足を運ぶようになり、今回は通訳なしでの2週間英語オンリー生活。コミュニケーションがとれなくてはお好み焼きを伝えることもできません。でも、一生懸命、知ってる単語と関西弁混じりでコミュニケーションとったりして、いろんな進展がありました。現地ウガンダでは、現地の人たちと一緒に現地メシを食べたり・・・一緒に現地メシを作ったり・・・一緒に水くみに行ったり・・・(邪魔してるだけ?)一緒にラジオ体操をしたり・・・スラムのコンビニ(キヨスク)で一緒に買い食いしたり・・・現地での限られた時間で「一緒に楽しむ時間」を経験してきました。そのおかげで、帰国してからは海外の人を見かけても「自信を持って話せる」ようになりました。困ってる人がいてたら道案内くらいはできますし、生活困窮のヒアリングも以前よりも精度が上がっています。英語は完璧ではないですが、コミュニケーションが取れるようになったのです。日本に帰国すると移民問題がテレビでもネットでも騒がれていました。外国人観光客だけでなく日本に移住する人も増え、日本の足りない労働力を補おうする働きかけがあるようですが、それと当時に地域住民とのトラブルも絶えないのだとか。それを見て思ったのは、もし地元で何か外国人とトラブルあっても、お任せください!私がコミュニケーション取れます!という根拠ない自信を得ていることに気がつきました笑今後、グローバル化はますます加速します。排除するのではなく、拒絶するのでもなく、一緒に楽しむ。「一緒に」という気持ちがあれば、言葉がなくても通じます。一緒にその時を楽しむ!という姿勢を大事に共生していけたらいいな。(とはいえ、相手側に「一緒に」ができないとちょっと困るかもなあ汗) もっと見る














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