
昨年秋、東京は渋谷Gallery Lededoでおこなった企画展。
写真家・里中李生さんの撮影した女性モデルの写真を切り絵にして描く、という画期的なチャレンジのもと開催しました。
メインのモデル・きくちはなさんの他、女優の浅川ちひろさんのモデル作品も。
開催中は2度も在廊してくださり、大変お世話になりました!
「めちゃくちゃ」
「意味わからない」
原画となる写真から離れて、Hachiの空想の世界がさく裂する切り絵アート作品は、賛否両論でした。
個展が初という写真家の里中さんは、はらはらした顔でぼくの方を見てましたが、こんな場面は山ほど潜り抜けてます。日常茶飯事です。これまでに、面と向かってもっとひどいこと言われてます。
しかし、いずれにせよ生の声が聞けるのが作品展の良いところ。Hachiの創作意欲につながったりすることもありますし、そのどれもに真剣に耳を傾けますが、ほぼ全部無視します(笑)
そんな中、特に賞賛の声が多かったのがこちらの作品。

もとの写真はこちらです。

彼女の周囲にあふれる緑。
背景とモデルが分断されることのない世界、ぼくはそんなイメージを持って作品を描きました。
「Fairy's Dress」というタイトルは、切り絵に対してぼくが付したもので、写真にはもともとタイトルはありませんでした。
またこんな短いポエムもつけました
脱ぎ捨てた側こそが
本当の自分だったのかもしれない
ポエムというよりはキャッチコピーのような端的さですが、森の妖精が人間に姿を変える瞬間のようでもあり、周囲に同化して生きて来た女性が変貌するようでもあり。
皆さんもそれぞれの空想を働かせてください。
ちなみに、切り絵の下絵で描いた葉のドレスは、参考資料を見ることなく描きました。これは「資料を見ずに描く」ことが偉いと言っているのではなく、ぼくの中に蓄積したイメージがもとになっている、ということです。Hachi作品はいつも、生きて、内部から出たものが作品をいろどっています。




