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はじめまして、Mom & Dad Japan を運営しているYuki van Herkと申します。2022年にオランダ出身の夫と京都で暮らし始め、翌年、第一子を出産しました。
妊娠中は、病院選びや出産準備など、調べることが多く、つわりで体調が優れない中、夫のために調べて翻訳し説明することは大きな負担でした。
でも、多くの雑誌やインターネット上の資料は日本語のみ。英語で「これだ」と思える情報には、なかなか出会えず、
「誰かが訳してくれたら」
「もっとシンプルだったら」
と、何度も思いました。
夫の母国オランダでは、育児をパートナーと協力して行うのが一般的です。夫も日本の制度やサポートを理解しようと努力してくれましたが、言語の壁がその妨げになっていました。
「同じように困っている家庭が他にもいるはず」
そう確信し、支援者や当事者の声を集め、このプロジェクトを立ち上げました。企画の背景には、ワークショップやアンケートで寄せられた、多文化家庭のリアルな声があります。このプロジェクトを、皆さまと一緒に大きく育てていけたら嬉しいです。
私と夫
▶ ワークショップ報告書/ニーズ一覧はこちら

▶ プロジェクトの詳細は こちら
近年、日本の外国人住民数は急増し、2015年からの10年間で約2倍に増えました。
220万人 → 370万人超
(※2024年時点)
令和6年末の在留外国人数は、376万8,977人と過去最高を更新しています。
出入国在留管理庁「令和6年末現在における中長期在留者及び特別永住者数」より
なかでも私たちが注目するのは、日本で家庭を築き、地域に根ざして暮らす外国人家庭です。
国際結婚をして日本で子育てする夫婦、大学や企業で働く外国人、留学や起業を経て定住した家族など──多くが日本の暮らしに希望を抱き、地域の一員として関わろうとしています。


しかし、妊娠・出産・保育・手続きなど子育てに必要な情報が「見つからない」「読めない」「わかりにくい」と感じる声が、ヒアリングやワークショップを通じて多く寄せられました。
ワークショップの様子(京都市)
子育てに必要な情報に対するご意見
例えば、「妊婦健診 費用 外国人」「保育園 申し込み」などのキーワードで英語検索をしても、出てくるのは日本語の行政サイトばかり。英語の情報は断片的で、たどり着きにくいのが現状です。
また、各自治体や病院、NPOなどの多言語パンフレットやPDF資料があっても、
・情報が散らばっていて探しにくい
・スマートフォンで読みづらい
・翻訳に文化的配慮が足りず伝わりにくい
などの課題があり、支援者側も「どう伝えればいいか分からない」と悩んでいるのが実情です。
ワークショップの様子(宇治市)
Mom & Dad Japanは、日本で暮らす多文化家庭のための子育てサイトを開設します。
日本語に不安のある方でも、育児に必要な制度・医療・保育・教育の情報を、わかりやすく探せる仕組みをつくります。
① 当事者の声に基づいたニーズ設計
・妊娠・出産・育児の「本当に知りたいこと」に絞ったコンテンツ
・ヒアリングやワークショップを通じて、リアルな困りごとを反映
② わかりやすく信頼できる情報提供
・単なる翻訳ではなく、文化に配慮した「やさしい英語」で配信
・子育て支援・医療・行政の専門家による監修
③ 誰でも使える設計と届け方
・スマホで直感的に使えるサイト設計
・PDF形式で保存・印刷・書き込みが可能なコンテンツ
・SNSや支援団体と連携した情報発信とイベント連動
・CMSを活用した拡張性のある構築(低予算対応)

1. Pregnancy(妊娠・出産)
出産準備・妊婦健診・産前産後の心身サポート
2. Childcare(育児ケア)
赤ちゃんのケア・一時保育・子育て支援・訪問サポート
3. Education(教育)
日本の教育制度・就学前教育・特別支援教育
4. Healthcare(医療)
子どもの健康管理・予防接種・病院の探し方
5. Legal(行政手続き)
妊娠・出産・育児に伴う行政手続きや必要書類
6. Real Voice(体験談)
当事者の体験談・インタビュー・投稿企画(予定)
※FAQ、支援団体リスト等も順次追加予定です。
サイトイメージ
PDFガイド・記事イメージ
いただいたご支援は、下記の用途として大切に活用させていただきます。

▼ Webサイト制作・運用
Webサイトの構築・デザイン費、サーバー管理費等
▼ コンテンツ制作・監修
専門家への監修費、記事執筆・翻訳費等
▼ 広報
SNS広告、紹介チラシ等の印刷等
▼ 事務
リターン・事務関連費用
サイトの公開は、2026年2月を予定しています。

Mom & Dad Japanは、情報発信だけではなく、地域と多文化家庭をつなぐ“橋渡し”としての役割を段階的に広げていきます。

まずは、Web・PDF・SNSを通じて、誰もがわかりやすく使える子育て情報を届けることに注力します。気軽に相談・交流できるLINEグループを運営しながら、地域の支援団体と連携し、現地での相談機会もつくる予定です。
中長期的には、電子書籍や冊子などサイト以外の手段も活用し、制度と地域をつなぐ支援モデルを提案していきます。
また、「やさしい情報発信」を担うナビゲーターの育成にも挑戦していきたいと考えています。
多国籍保護者との意見交換(京都市)
日本語に不安があっても、必要な情報にすぐアクセスでき、家族で共有し、安心して選べる環境があれば、暮らしの中に小さな安心と協力の輪が広がっていくはずです。
言葉や文化を越えて、同じ立場の親どうしが支え合える社会を目指して──このプロジェクトを、皆さまとともに育てることができますと幸いです。

リード: Yuki van Herk
外国人観光客向けプロモーションや在住外国人の就労支援に、10年以上従事。国際結婚・出産をきっかけに、言葉の壁や情報格差に直面し、Mom & Dad Japan を立ち上げる。安心して頼れる情報と、つながれる場をつくりたい!
SNS/広報担当: Irene
スペイン出身のグローバルマーケティング担当。英語・スペイン語・日本語を使い、多文化家庭として子育てにも日々奮闘中。文化や言葉の壁に悩んだ実体験をもとに、多言語での情報発信と、安心してつながれる場づくりに取り組む。

リサーチ/執筆担当: Ceci
香港生まれ・イギリス育ち。グローバル医療を専門に活動し、日本で娘を育てながらプロジェクトに参画中。自身の子育て経験と多文化の視点を活かし、「ひとりじゃない」と感じられる信頼できる情報やつながりを届けたい!






※クラウドファンディングページでは、さらに多くの応援メッセージをご紹介していく予定です!
最新の活動報告
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クラウドファンディング終了のご報告と御礼
2025/09/29 18:00このたび、Mom & Dad Japanのクラウドファンディングが無事に終了いたしました。まずは、ご支援してくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。今回のプロジェクトには、国内外から合計48名の方々がご支援を寄せてくださいました。そのうち約85%は日本国内からのご支援であり、地域の皆さまが国際的な家庭を支えようと手を差し伸べてくださったことに、深く感動しています!クラウドファンディングは、単なる資金調達にとどまらず、文化や言葉の壁を越えて「子育てを支えたい」という想いがつながる温かい時間になりました。結果のご報告別プラットフォームを含む合計⚫︎支援者数:48名⚫︎支援総額:¥666,872⚫︎支援者の地域内訳 日本:約85% 海外:約15% ( オランダ、アメリカ、フランス、カナダ、中国など )これからの取り組み皆さまからいただいたご支援を元に、Mom & Dad Japanは本格的に始動します。 以下のような活動を少しずつ形にしてまいります。⚫︎わかりやすい子育てガイドの制作⚫︎シンプル英語で文化的配慮のある情報発信⚫︎多文化ファミリーのリアルな声の紹介多様な方々を巻き込みながら、「だれもが孤立しない子育て環境」の実現を目指してまいります。今後の活動の様子は、Instagramや公式サイトで随時発信してまいります。▶︎ Instagram MOUNTAIN HOUSE Mom & Dad Japan▶︎公式サイトあらためまして、温かい応援を本当にありがとうございました。MDJチームより もっと見る支援者との交流 & フィードバック募集
2025/09/21 09:00みなさん、こんにちは!Mom & Dad Japanプロジェクト(以下MDJ)を応援いただきありがとうございます。クラウドファンディング開始から日が経ち、現在【40万3千円/目標55万円】、達成率【73%】となりました!ここまでご支援・ご拡散いただいた皆さまに、心から感謝申し上げます。ここで少し、皆さまからいただいた質問にお答えしようと思います。もし「こんなことを聞きたい!」という質問があれば、ぜひコメントやメッセージでお寄せください。Q1: 「誰でも閲覧できるウェブサイトで、日本の公的システムの情報が簡単に手に入るのはリスクがある気がします。悪用されて日本の文化が壊れないか心配です。」→ 情報公開の範囲については、しっかりと管理しています。特に重要な情報についてはフィルタリングをかけ、また、一部の情報は有料にすることで、セキュリティ面でも対策を強化しています。Q2: 「サイトの表示は英語だけ?」→ あえて全て英語で表示します。日本語から単純に翻訳するだけではなく、英語非ネイティブの方にも分かりやすい「やさしい英語」で情報を提供します。支援者のプロフィール紹介今回は、特にユニークなバックストーリーを持つ支援者様をご紹介します!NPO法人Mother’s Tree Japanの事務局長を務める坪野谷さんは、東京都豊島区で出産を控える外国人女性の相談を受けています。Mother’s Tree Japanでは、カウンセリングや付添サービスを提供し、在日外国人女性が安心して子育てできるようサポートしています。坪野谷さんは、乳児保育の保育士や、マッサージをしながら産後の女性の話を聞く仕事をしてきました。8年前、日本で暮らす外国人の母親の悩みを知り、言葉や文化の違いに戸惑う女性たちを支援したいという思いから、助産師が入院前の準備を教える機会を設けました。専門用語をわかりやすく伝えるため、各国の通訳が協力しています。彼女の目指す未来は、“外国人女性も安心して子どもを産める社会”です。その情熱は、私たちのプロジェクトにも多くのインスピレーションを与えてくれています。Mother’s Tree 公式サイト- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - クラウドファンディング終了まで、残すところ一週間。たくさんの方に後押ししてもらい、プロジェクトに対する期待や責任も感じています。期待に応えられるよう最後まで走り切ります!引き続きのご支援・応援、どうぞよろしくお願いいたします!MDJチームより もっと見る
【進捗報告】サイト準備の最新情報
2025/09/14 09:00みなさん、こんにちは!Mom & Dad Japanプロジェクト(以下MDJ)を応援いただきありがとうございます。クラウドファンディング開始から26日が経ち、現在【39万8千円/目標55万円】、達成率【72%】となりました!ここまでご支援・ご拡散いただいた皆さまに、心から感謝申し上げます。現在、MDJプロジェクトでは「多文化家庭に向けた子育て情報サイト」の立ち上げに向けて、着実に準備を進めています。サイト制作自体はまだ未着手ですが、昨年度実施した外国人保護者向けワークショップの結果をもとに、⚫︎どんな情報を必要としているのか⚫︎どんな形式で届けると理解しやすいのかといった保護者のリアルなニーズを整理し、それを反映したコンテンツカテゴリの設計・優先順位づけを行いました。保護者の声から見えてきたニーズワークショップでは、10ヵ国以上のバックグラウンドを持つ保護者の方々から、たくさんの声をいただきました。【イベントレポート】Mom & Dad Japan 2024 ~多文化共生×子育て支援のこれから~ | MOUNTAIN HOUSE主なニーズとして浮かび上がったのは、以下のようなトピックです。⚫︎妊婦健診や出産時の医療手続き(予約方法や出産時の流れが母国と異なるため、事前に理解が必要)⚫︎日本の予防接種制度とスケジュール⚫︎保育園と幼稚園の違い/選び方⚫︎子育て支援センターや公的サポートの使い方⚫︎保護者会や行事など、日本独自の園文化への理解⚫︎子供連れの公共のマナーこれらをもとに、「暮らし × 子育て」「制度」「医療・健康」などテーマごとのカテゴリ化を行い、発信すべき情報を整理しました。多文化多文化家庭の子育て支援に関するニーズリストはこちら※限定公開のため閲覧希望の方はお知らせください。サイト構成案 & 必要機能もほぼ完成!現在は、実際の情報をどう見せるかを検討し、サイトの構成案と必要な機能の書き出しを進めています。検索機能やスマホ対応などアクセシビリティにも配慮し、外国人保護者にとって “迷わない・わかりやすい” UI/UX を大切にした設計にする予定です。イベント登壇 & プロジェクト紹介先日開催された「子育てフォーラム2025」にて、リーダーのユキが登壇し、本プロジェクトの背景やクラファンについて紹介しました。当日は、子育て支援団体や教育関係者・行政担当者など多くの方々に関心を持っていただき、「ぜひ応援したい!」というありがたい声もいただいています。- - - - - - - - - - - - - - - - - - クラウドファンディング終了まで、残すところ14日。現在、目標達成まであと一歩のところまで来ています。子育ての情報が「届かない」ことが、孤立や不安につながらないように。MDJでは、これからも当事者の声を大切にしながら、一歩一歩かたちにしていきます。引き続きのご支援・応援、どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る














わぁ、あなたのプロジェクトは本当に素晴らしいですね!正直に言うと、あなたのアイデアにとても興味を持ちましたし、それには大きな可能性があると感じています。もっとあなたのプロジェクトについて詳しく知りたいです!集めた資金はプロジェクトの重要なステップに使われる予定だと読みましたが、このプロジェクトが完全に実現された場合、どのような変化が人々の生活に訪れると思いますか?詳細をお話しできることを楽しみにしています!もしよろしければ、私のプロフィールに記載されているメールアドレスか、メッセージでご連絡いただけるとありがたいです。もしかしたら、追加のサポートとして金銭的な支援ができるかもしれません。