
えりちゃん、絵本の出版、おめでとうございます!
「こーちゃんのきいろいハートの絵本を作って出す!」
と決めたあの日から、
もう5年以上経ったでしょうか。
出会った頃は、どんなに頑張っても
子どもや家族の中に問題が次々と起きて、
思うように仕事もできず、
お母さんとしても、看護教員としても、
苦しかったえりちゃん。
こーちゃんのストーリーは、
そんなえりちゃんが心の学びのなかで──
本当はもらえていなかったものに気づき、
自分を深くわかってあげるたびに、
少しずつ心に愛がたまり、
自分を取り戻すたびに、
愛を受け取れるようになっていき、、、
そのたびに、お子さんたちとの関係も、
仕事でのあり方・やり方も、
どんどん変わっていった。
その驚きとよろこびの姿と、重なります。
絵本の最後に登場する、
カラフルでどっしりとした木。
きいろいハート、赤、青、緑……
たわわに実ったその姿は、
ほんとうの自分を取り戻し、
自分の願いに生きる姿を象徴する、
マザーズビリーフリセットの“シンボルツリー”
ですね。

これは、今までコツコツと自分を育て、
仲間たちとの関係のなかで育ちあってきた、
えりちゃんの歩みそのものだと思いました。
幼い頃から、「私が我慢すればいい」と、
不安と心配のなかで、
自分をあきらめて生きてきたえりちゃん。
このやさしく輝く木に育つまでに、
どれだけ小さく押し込めて、
愛や力をあきらめてきた自分と向きあい、
仲間と悩み、涙し、励ましあい、
よろこびあってきたのかと思うと
胸がいっぱいになります。
そして今、「どんな自分でもOKにして、
自分のいちばんの味方でいること」を重ねながら、
心の奥にあった“ほんとうの願い”に出会い、
それを形にして、
世界に届けていく人になったんですね。

『こーちゃんのきいろいハート』
この絵本は、子どもたちに「心のこと」を
届ける入り口になるだけでなく、お母さんが、
子どものころの自分を思い出して癒されたり、
「お母さんも、今こーちゃんみたいに
がんばってるんだよー」と、
親子で“ほんとうの話”ができる
きっかけにもなる絵本だと思います。
とてもやさしくて、あたたかくて、
大切なことがぎゅっと詰まった一冊。
えりちゃんの想いが、この世界に必要な光として、
たくさんの親子のもとへ届きますように。
この絵本を創ってくれて、ありがとう。
心から、応援しています。
マザーズビリーフリセット代表
望月あかり

【プロフィール】
望月あかり
三児の母。「マザーズビリーフリセット®」主宰。
10年以上、娘の不登校や家族の断絶に悩み続けた
経験から、ビリーフリセット®に出会い、
家族に大きな変化が訪れました。
自分自身が変わることで、子どもとの関係も変わる
――そんな確かな体験が、今の活動の原点です。
現在は、300組以上の親子関係の修復・再生を
サポートしながら、認定カウンセラーの育成にも
取り組んでいます。




