父の想いを継ぎ、“農薬ゼロ”有機米を30haへ拡大!食の未来を佐賀から

新規就農から農業の厳しさを思い知った8年間でした。それでも頑張って有機農法によるお米の生産に取り組んでいます。より多くの方に安心・安全でおいしいお米を届けるため、そして、地域の担い手として生産体制の拡大に挑戦します。現在の6haから「目標30ha」へ拡大するための資金をご支援お願いします!!

現在の支援総額

1,461,400

14%

目標金額は10,000,000円

支援者数

74

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/07/24に募集を開始し、 74人の支援により 1,461,400円の資金を集め、 2025/08/31に募集を終了しました

父の想いを継ぎ、“農薬ゼロ”有機米を30haへ拡大!食の未来を佐賀から

現在の支援総額

1,461,400

14%達成

終了

目標金額10,000,000

支援者数74

このプロジェクトは、2025/07/24に募集を開始し、 74人の支援により 1,461,400円の資金を集め、 2025/08/31に募集を終了しました

新規就農から農業の厳しさを思い知った8年間でした。それでも頑張って有機農法によるお米の生産に取り組んでいます。より多くの方に安心・安全でおいしいお米を届けるため、そして、地域の担い手として生産体制の拡大に挑戦します。現在の6haから「目標30ha」へ拡大するための資金をご支援お願いします!!

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はじめまして。
「えこびと農園」の中村晃嘉(てるよし)です。
脊振山と田園風景が広がる佐賀県神埼市で有機農業を行っています。

農業法人を立ち上げて今年で9年目になります。
当初は環境負荷の少ない農法を実践したいと「えごま」専門で就農し、えごま葉や実の生産、えごま油の製造販売に取り組み、3年前から小麦やお米の栽培も始めました。

・生産作物  … 有機えごま、有機米、有機小麦
・栽培面積 … 約6ヘクタール(有機JAS認証)
・その他設備 … ハウス1棟(えごま葉栽培)、乾燥設備、搾油施設(食用油脂製造業)

私たちのモットーは“人にも自然にもやさしい農業”
自然本来の力に寄り添いながら、土・水・作物、そして食べる人すべてがつながる、そんな循環を大切にした農業を目指しています。

「えごま」ももちろん自然環境に配慮した栽培方法で栽培しています。
自社で原料(えごま実)を生産、搾油~瓶詰めまでワンストップでお届けしています。安心・安全そしてなにより「美味しい」を追求しています。

えごま油は熱を加えない生しぼり製法。酸化を抑え、フレッシュな状態でお届けしています。そして、えごまの美味しさを伝えたい!そんな想いで作った6次化商品も多数販売!
たくさんの方へ、
「安心・安全でおいしいお米」

を届けたい!

そのために、現在6ヘクタールの有機米栽培面積を来年「30ヘクタール」まで生産を拡大したい!

そして、“地域の担い手”として今後農地を引き受ける基盤を作るため、まずは自社の農地を拡大をしていきたいと思っています。

佐賀平野・吉野ヶ里に広がるえこびと農園の田園風景。脊振山から流れるきれいな水でお米は育っています。

「それでも、あきらめたくない」

自然災害と向き合いながらたどり着いた答え。
えごまでの経験を糧に、今、有機米に本気で取り組む理由。

実は、創業当初の私は農業に携わっておらず、飲食店を経営していました。
そんな私が農業に興味を持ったきっかけは、父がえごまの栽培を始めたことです。

父は本業で建材・木材の卸販売業を営んでいましたが、「えごまの力」に惹かれ、未経験から農業をスタートさせたのです。その時父はすでに65歳を過ぎていました。そして、農業を始めた矢先、前立腺がんが発覚。闘病生活が始まったのです。作業をしたくてもホルモン注射と放射線治療で体は動かず・・・・。

その姿を目の前で見ていて、自分がやらなければ、誰がやる!という気持ちになりました。父は奇跡的に回復し元気になりましたが無理ができないため、7年前に飲食店をたたんで、本格的に農業に取り組むようになりました。
元気にえごまに水をまく父・彰義父の想いを継いで、7年。
ただ、私たちの農業人生は、順風満帆とは程遠いものでした。
これまでの半分の年は、豪雨・高温・台風などの自然災害に見舞われ、まるで五分五分の博打のような状況が続きました。一時は、健康ブームの追い風で「えごま油」がよく売れた時期もありましたが、自然の猛威の前では、蓄えていた資金も次第に底をついていきました。


水に浸かったえごま畑・なかなか水が引かない状態が続いた

「このままでは続けていけない。何か手を打たなければ」そう考えていた矢先、製粉会社さんや商社さん、小売店の方々、そして一般の消費者の皆さまから、「えこびとさんでお米や小麦をつくってほしい」という声が届き始めたのです。えこびとさんが作るお米や小麦なら信頼できる、そういうお声でした。

その期待に応えられるよう、生産に向けて最低限の農機具は中古でそろえてスタートしました。
ですが、やってみて痛感したのは、

「自然栽培の難しさ(収量が減る)」
「機械や設備のパワー不足」
「小規模では収益が出ない」

という事実。
採算性を考えればある程度の規模が必要です。そして昨今の米不足の影響もあり、需要は高まっているものの、生産が追いつかない状態が続いています。

それでも、私たちはあきらめたくありません。

もしこの挑戦が失敗すれば、「だから有機農業は無理なんだ」と言われてしまうでしょう。でも、そうならないために、現場から変えていかなければならないと思っています。

政府は「2050年までに耕地面積の25%を有機農業に」という「みどりの食料システム戦略」を掲げていますが、現状ではまだ1%にも満たないのが日本の現実です。補助制度はあっても、有機農業に挑戦するには、販路の確保や収量の不安定さといった高いハードルが立ちはだかっています。だからこそ、私たちのような現場の生産者が道を切り開くことが必要です。

日本の有機農業を未来へつなぐ、
私たちの挑戦

現在44歳、二人の息子の父として長年農業に携わってきました。

私が「食の安全性」を本気で考えるようになったのには、ある家族の出来事がきっかけです。

次男は4歳の頃からアトピーの症状が出始めました。妻は心配し、できる限り無添加のものを選び、アトピーの原因になりうる食品や素材を避けるよう徹底してくれていました。でも、それはあくまで“触れさせない”ための対処であり、根本的な治療にはなりませんでした。

次男幼少期―アトピー性皮膚炎に悩まされる日々を送っていました

「本当に原因は食べ物にあるのだろうか?」「もっと根本から見直す必要があるのではないか?」

そんなことを考えていた矢先、妻が突然、34歳という若さで心不全によりこの世を去りました。以前クモ膜下出血で倒れましたが、完治した矢先で、まったく前触れのない出来事でした。

それ以来、私は父として、毎日の食事を手づくりしながら、二人の息子を育ててきました。食に関心を持ち、いろいろと調べていく中で、日本のお米の99.6%以上が、農薬・化学肥料・除草剤を使用して栽培されているという事実を知り、大きな衝撃を受けました。

「毎日食べているお米が、決して“安全”とは言えないものだなんて――」

できるだけ手作りのごはんを作り、添加物などを避けてきたつもりでしたが、お米そのものに農薬が多く使われているという事実に直面し、「この現実を変えなければ」と強く思いました。

そんな私の背中を見て、今では大学院に通う長男が「自分も農業をやりたい」と力強く言ってくれるようになりました。(大学院では農業を学んでいます)

彼に農業のバトンを渡すことはもちろん、これからの若い世代が「農業を仕事にしたい」と思える未来をつくりたい。そう心から願っています。

私たちは今、その想いを胸に、日本の有機農業を前へ進めるべく、地域の新たな担い手として生産の拡大に挑戦しています。

日本の有機農業を前に進め、地域の担い手として生産拡大に挑む私たちに、応援をお願いいたします!!

(左から)長男・次男・私

夢ではなく、
現実にするために。

すでに始めている具体的なアクション。
農地確保から販路開拓、地域連携まで、着実に準備を進めています。


● 神埼・吉野ヶ里地域の農地・耕作放棄地等の調査と借地交渉を進行中
● 有機JAS認証取得済み(全圃場・一部転換期間中あり)
● 中古農機(トラクター、コンバイン、田植え機、種まき機など)を最低限導入し、効率的な作業体制を構築
● 安定的な販路確保のため、商社・小売店舗との連携を強化
● 地域の農業者との情報交換・協力体制づくり(農業法人会会員)
● SNSやイベントを通じた消費者との直接的なつながりづくり(有機農業の現状を伝えるセミナーなどを開催)

毎年10月に開催している収穫祭の様子(弊社スタッフ平田)

私たちは、主に「ゆめしずく」と「イセヒカリ」の2品種を生産しています。「ゆめしずく」は加工用として、「イセヒカリ」は食卓へお届けする食用米として出荷しています。

・ゆめしずくの特徴
佐賀県で生まれた「夢しずく」は、その名の通り、新世紀の佐賀米作りへの「夢」と、朝露に濡れる稲の「しずく」のような瑞々しさを表現した、佐賀県を代表するブランド米です。
炊き上がりがつややで光沢があり、コシヒカリにも匹敵するほどのほどよい粘りとコシ、そして甘みと旨みが特徴です。

・イセヒカリの特徴
「イセヒカリ」は、その誕生の経緯から「奇跡の米」「神の米」とも称される、非常にユニークな特徴を持つお米です。
硬質でしっかりとした粒感があり、あっさりとした食味が特徴です。これは、お米の成分であるアミロースの割合が、コシヒカリなどの一般的なお米よりも高い(20%前後)ためです。高アミロースのお米は、血糖値の急激な上昇を抑え、体への負担が少ないお米として注目されています。

もちもち食感の玄米ごはん「イセヒカリ」

粒がしっかりしていて、冷めても美味しい「イセヒカリ」

繰り返しになりますが、私たちが大事にしているのは、“人にも自然にもやさしい農業”です。化学肥料や農薬を使用しないためいろんな栽培の工夫をしています。

―苗づくり―
一般的な稲作と異なり、1つのポットで2〜3株を育て、4.5葉以上の大きく育った「大苗」を田植えします。丈夫な苗は病気や害虫に強く、健全に育ちます。肥料や農薬を使わない分、苗を大きく育てています。


―バイオ炭の利用―
環境に優しく持続可能な農業への取り組み
水田にはクスノキのチップから作られたバイオ炭をすき込んでいます。バイオ炭を利用することで土壌の通気性や保水性を向上させます。特に粘土質の水田においては、排水性が良くなることで根の発育が促進され、稲の生育が安定すると言われています。
※バイオ炭は、グループ会社の株式会社中村で製造しています。

今年令和7年産のお米はほぼ売約済みです。
リターンに使用するお米は、来年(令和8年産)からお届けするものもあります。
少しお待たせしてしまいますが、ご理解いただけますと幸いです。

お気軽応援 農園オリジナルイラストカード付
🧡 2,500円 生はちみつスティック5g×5本
🧡 3,500円 えごまたれ(白・黒どちらか)
🧡 4,500円 令和7年産 新米150g ※限定数あり
🧡 5,500円 令和7年産 新米300g 
※限定数あり

農園の“おすそわけ便” 
🌾 7,500円 令和8年産(次年度分)新米500g&えごまたれ
🌾 8,500円 令和8年産 (次年度分)新米1㎏&えごまふりかけ
🌾 9,800円 令和8年産 (次年度分)新米1㎏&えごまふりかけ&えごま塩
🥬 10,000円 初物(12月)しぼりたて有機えごま油80g
🌾 12,000円 令和8年産(次年度分)新米2㎏
🌾 15,000円 令和8年産(次年度分)新米5㎏
🌾 20,000円 令和7年産 新米 2kg 
※限定数あり

法人・パートナー様向け
💼 30,000円 田んぼにネームプレート掲示&令和8年産 (次年度分)新米 5kg
💼 50,000円 田んぼにネームプレート掲示&令和8年産(次年度分)新米5㎏×2袋
💼 70,000円 田んぼにネームプレート掲示&令和8年産(次年度分)新米5㎏×3袋

体験型支援
🧑‍🌾 20,000円 収穫イベント参加チケット(ペア参加可)
イベント名:えごびと くすのきまつり/収穫祭

日程:2025年10月12日(日)10時半より
場所:佐賀県神埼市千代田町迎島1282-3
とれたての新米をかまどで炊き上げ、おにぎりを作る体験イベントを開催します。
九州の郷土料理「だご汁」もえこびと農園の有機小麦を使って一緒につくります。
新米を一緒に味わいましょう!
年に2回開催している「くすのきまつり」10月はえこびと農園の収穫祭も同時開催しています。
新米の販売やビンゴ大会など大盛り上がりのイベントです。

皆様からの温かいご支援は、私たちが目指す

「お米30haの有機農地拡大」

を実現するために、農地借地費や機械設備の拡充に大切に使わせていただきます。
具体的な資金使途は以下の通りです。

穀物乾燥機(設置費用含む): 150万円(中古)
籾摺り機: 50万円(中古)
精米機: 50万円(中古)
収穫用コンバインの購入: 300万円(中古)
農地借地費(新規20ha分): 300万円

運転資金:200万円
------------------------------------------------------
         合計 1,000万円

クラウドファンディング終了後も、私たちの取り組みの進捗、そして収穫の喜びなどを定期的にご報告させていただきます。

令和7年8月末 -- クラウドファンディング終了
令和7年9月末 -- 今期米収穫
令和7年10月 -- 来期に向けた圃場の交渉・契約
令和7年11月 -- リターン発送
令和8年6月 -- 8年産米作りスタート
令和8年9月末 -- 8年産米収穫
令和8年11月 -- 8年産リターン発送

有機農業を
「特別なもの」から「あたりまえ」に

その一歩として、有機米を多くの方へお届けできるように、30haの農地拡大へ挑戦します。支えてくださる皆さまと一緒なら、達成できると信じています。農業の可能性を、次の世代へつなぐために、ぜひ力をお貸しください。
今年の田植えも無事終わりました!収穫まであと4ヵ月弱です。成長の様子を随時アップしてきます。どうか応援よろしくお願いします!

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 圃場獲得費用、運転資金

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • こんにちは!えこびと農園の中村です。今年の稲刈りもいよいよ終盤を迎えました。当初は13トンの収穫を見込んでいましたが、結果的には10トン弱になりそうです。まだ乾燥や調製の途中ではありますが、おおよその見込みとしてお伝えいたします。収量が減った要因のひとつは、耕作放棄地を水田へ転換した際に雑草が多く発生したことなど、いくつかの課題に直面したためです。ある程度は想定していましたが、実際にやってみると新たな気づきも多く、来年への改善点が明確になりました。これからはその経験をしっかりと活かし、より安定した収量を目指して取り組んでいきます!また、令和7年産のお米の返礼品は10月末より順次発送を予定しております。どうぞ楽しみにお待ちください!今後ともえこびと農園をよろしくお願いいたします。 もっと見る
  • 心から感謝です!

    2025/09/08 16:55
    えこびと農園の中村です。初めてのクラウドファンディング挑戦に、たくさんのご支援と温かい応援をいただき、本当にありがとうございました。プロジェクトは一区切りとなりましたが、私たちの農業への挑戦はこれからも続いていきます。いま農園では、稲刈りを前にぐんぐん育った雑草と毎日格闘しています。今年は最初の1ヶ月で少し雑草管理に手こずり、反省点も多くありますが、お米の生育はとても順調です。みなさまに美味しい新米をお届けできることを楽しみにしています。これからも活動報告を続けてまいりますので、見守っていただけると嬉しいです! もっと見る
  • こんにちは、えこびと農園の中村です。本日8/31(日)12時をもって、私たちの初めてのクラウドファンディング挑戦が終了します。これまで応援やご支援をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。クラウドファンディングとしてのお願い期間は一区切りとなりますが、私たちの挑戦はここからが本番です。まだ資金は十分とは言えませんので、自力での資金調達や、日々の農業からの収益を積み重ねながら、目標としている「農地拡大」を実現していきます。このプロジェクトを通していただいた応援の声が、私たちの大きな励みになっています。残りわずかな時間ではありますが、情報のシェアや最後のご支援をいただけると、とても嬉しいです。これからも、えこびと農園の歩みをぜひ見守っていただければ幸いです! もっと見る

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