
東京・下北沢 気候変動イベントへの参加報告
いつも森の学校みっけを応援していただき、ありがとうございます。今回は、9月13日に東京・下北沢で行われた気候変動イベント「地球のため わたしのため」に参加した様子をご報告いたします。

◉発表「一緒にみっけよう、自然のこと」
子どもたち自身で考えたテーマ「一緒にみっけよう、自然のこと」をもとに、発表に挑戦しました。
どうして野菜中心の食事なのか、
なぜ学校として農家さんをサポートしているのか、
どうしてコンポストトイレを使っているのか——。
自分たちの毎日の暮らしや本物の体験について言葉を紡ぎました。
ある子どもが「緊張するので発表はしたくない」と打ち明けたことをきっかけに、他の子どもたちも次々と「本当は緊張している」と声をあげました。「え?あなたも?」と互いの本音を知り、みんな同じ気持ちで頑張っているのだと分かった瞬間、安心感が生まれました。その後、小声でリハーサルを重ね、本番直前の呼び込みもやり切り、迎えた本番では全力を出し切る姿がありました。
◉藍のたたき染ワークショップ
出発前に朝子どもたちと収穫した無農薬の藍といらなくなった布でパッチ作りのワークショップを行いました。藍の花や葉を見たことない人も、たたき染をしたことない人も、大人も子どももみんなが参加して会場は賑やかになりました!

◉すだち販売
子どもたちが自分たちで収穫した無農薬のすだちを販売しました。値段や詰め放題のルールを工夫したり、その場で包装をつくったり、時には物々交換をしたりと、お店の方やお客さんとのやりとりから学びがあふれる時間となりました。売れ残りを地域の飲食店に届け、代わりにジュースをいただくなど、人と人のつながりを実感する場面もありました。

◉インタビュー
環境にやさしい取り組みを続けるお店の方々にインタビューしました。「靴下を売ることで地球をよくできるなんて驚いた」「子どもの未来を考えてプラスチックを減らしているお店がある」と、子どもたちの感想が飛び交いました。普段出会うことのない活動を知り、直接対話を通して新しい気づきを得る貴重な経験となりました。

まとめ
今回のイベント参加は、「自分たちの声を届ける」という体験だけでなく、同じビジョンを持つ仲間との交流を通して、子どもたち一人ひとりが大きく成長する機会になりました。発表を通じて、暮らしの選択や自然とのつながりを改めて見つめ直し、インタビューを通して、社会との関わりや持続可能な暮らしを考えるきっかけとなりました。

こうした活動は、日々の学びと体験を支えてくださる支援者のみなさまのおかげで成り立っています。心より感謝申し上げます。今後も「畑の校舎」づくりとともに、子どもたちが自然と人とのつながりを学び育つ場を育んでいきます。
森の学校みっけ
代表理事 松岡美緒
(写真:自分たちで貯めたお金で購入したカメラでみっけの子どもたちが撮影)




