支援者のみなさまへご報告です。みなさまのご支援で蘇った木桶が、ついに根本漬物に届きました。工房に運び込まれた瞬間、ふわりと木の香りが立ちのぼって、これから何十年もここで梅と時を重ねていくのだと思うと、胸が熱くなりました。職人の手で組まれた桶の、しっとりとした木肌。指でなぞると、これが百年つづく仕事の手触りなのだと、静かに実感が湧いてきます。そして先日、いよいよこの桶で梅を漬けはじめました。朝、もぎたての梅を桶に並べていくと、工房いっぱいに梅のあの甘酸っぱい香りが満ちていきます。塩をまぶし、一段、また一段。木桶のなかで、梅と塩と時間がゆっくり溶け合っていく。あの香りに包まれていると、ああ、ちゃんと「あたりまえ」を未来へつなげているのだと、しみじみ思うのです。この梅が、ふっくらと漬かりあがるまでには、まだ時間がかかります。けれど、桶のなかではもう、みなさまの想いと一緒に、確かに発酵がはじまっています。ここまで来られたのは、ひとえにみなさまのおかげです。木桶を選び、支援というかたちで背中を押してくださったこと。本当に、本当にありがとうございました。漬かりあがったその日には、また香り高いご報告をお届けします。どうか、楽しみにお待ちください。心からの感謝を込めて。根本漬物 一同





