
本業のミュージシャンとして依頼することもあれば、ときには通訳として、ときにはコーディネーターとして、様々な現場で助けていただいてきた吉田野乃子さんから応援コメントをいただきました!
彼女の音楽性は、エクスペリメンタルとかノイズとか、カテゴリーがあるようでないもの。
舞踏との親和性というのは非常に高く、数々の風景をともに作ってきました。
以下、応援コメントになります。
____________
『なんだかよくわからないけど心が動かされる』という経験は、芸術に、特に前衛的なものに触れたときに感じる共通の感情のような気がします。
一緒に口ずさめるようなメロディも、踊れるようなリズムも、耳馴染みの良いハーモニーもない、「これは音楽なの?」と言われるようなノイズや独特な間の静寂、事前に作られたものと即興性の融合、そんな音楽に携わってきましたが、舞踏家、田仲ハルさんとの共演と交流を通して舞踏との共通点を感じることが多々ありました。アーティストそれぞれが持つ哲学や、人間味が作品に反映される面白さ、言語化できない魂が揺さぶられるような瞬間、たくさんの人に経験してほしい一方で、特別感や神秘性は残したい葛藤...。
そんな謎多き"舞踏"というものと、演者ではなく企画者として長年付き合ってこられた森嶋さんが、ここまでの道のりを記録して出版されるとのこと!前例のないところから新しいものを創り出すことの大変さや面白さ、苦悩とやりがい。プロデューサー/企画をする人の様々な心模様と、色々な体験からぼやっと見えてくる、正解のない芸術の"輪郭"が、難しい言葉ではなく、わかりやすく親しみやすい語り口で綴られていて、まさにバーでお話を聞いているかのようにワクワクして読み進め、何度も「わかります、これ、音楽も似たようなことあります...」と頷いていました。
舞踏ワークショップのくだりでは、書かれている指示に合わせて自分でも身体を動かしてみたくなり、クネクネしながら読んでしまいました。貴重な資料や写真も盛りだくさん。全編読み終わった後に、あとがきのように綴られる田仲ハルさんの文章も、この本の"登場人物(主人公!)"が別視点から物語を解説しているようで非常に面白かったです。
森嶋さんやハルさんが今まで作り出してきたとんでもない(褒めています)舞踏企画の数々、それを支えたり、巻き込まれたりした人たちや地域のエピソード、裏話がたくさん詰まった貴重な記録です。ダンサーだけではなく、ミュージシャンや、あらゆる芸術に興味がある方、自分で企画をしたい方にも、ぜひ読んでみてほしいです!完成がとても楽しみです!






