
先日の撮影では、池田町にお住まいの方のご趣味が「クライミング」とお聞きし、大町のクライミング施設へ同行させていただきました。

最初は地上から撮影していたのですが、「上から撮るのもかっこいいよ」との声をいただき、上からのアングルに挑戦することに。

……が、実は私、高所恐怖症です。
脚立でさえ足がすくむほどで、ウォールの頂上へと続く階段を登っている途中で足が震え、いったん断念。
そんなとき、仲間の方が「ハーネスあるよ!」と声をかけてくださり、恐怖心と「撮りたい気持ち」の間で葛藤した末、ハーネスをお借りし、カラビナを手すりに固定していただいて、なんとか上まで登りきることができました。

上から見た瞬間、「うわ…無理かも」と血の気が引く高さ。やばいかも……
というのも、私は過去にパニック障害と向き合ってきた経験があります。
東京では地下鉄に乗れなかったり、疲労や音、言葉ですらトリガーになってしまったり。
今は日常に大きな支障はないものの、「スイッチが入りそう」と感じたときは、そっと距離をとって呼吸を整えます。ヨガと呼吸法が、その大きな助けです。
どんな状態でも、カメラを構えると、なぜか“今ここ”に集中できる。
ファインダー越しの世界に入り込むと、不思議と恐怖が遠のくのです。
これは過去にも感じたことがあります。
コロナ禍の休校・休園の中、心が疲れていても、ファインダー越しに子どもたちの表情を追っていると、気づけば笑顔に救われ、私自身の心が整っていた。
撮ることは、生きることと、よく似ている。
どちらも、「今ここにいる自分」を引き戻してくれるもの。
怖くても、不安でも、それでも“撮りたい”と思えることがある。
そんな気持ちが、この日の一歩を支えてくれました。

こんなふうに、被写体の方々と向き合いながら、日々少しずつ「池田町のこだま」を記録しています。
ご支援・撮影にご協力いただいた皆さまのおかげで、一歩ずつ、撮り続けられています。
本当にありがとうございます!
少しずつ恐怖と自分の限界を超えていくクライミング、楽しかったです!また個人的にもやってみたいスポーツの1つ。
あと20日!
いよいよ、クラファン終了まで残り20日。
このプロジェクトに関わるアーティストたちの想いに、心を寄せていただけたら嬉しいです。
引き続きの応援・ご支援を、心よりお待ちしております!

▶︎撮影期間:2025年10月1日まで
▶︎写真展:2025年11月10日〜23日まで 「池田町交流センターかえで」にて
▶︎撮影は、個人、家族と、お友達と、同僚と、店舗や会社の皆さんでなど、人数を問いません。池田町のお気に入りスポットや、働く様子、マレットゴルフをしている様子…など、池田町での暮らしのワンシーンを撮らせてください。
▶︎撮影は作品づくりの一環として行うため、写真家の視点で切り取らせていただきます。遺影用や肖像写真の撮影をご希望の方には、別途特別価格で承ります。また、展示に使用したパネルやデータをお渡しできるクラファンの返礼品プランをご用意しております!
▶︎連絡先:公式LINEへ「撮影可能」とメッセージをお送りください。





