小宮京です.今日の写真は、非常に迷っている1枚です.
栃木にある実家の近所、家から5、6分歩いたところにある場所で撮った写真です.
- 田舎の夢 -
精神的に調子が悪いと、決まって田舎の夢を見ます.…大抵が、疲れる夢です.
良い仲間にも出会ったし、思い出もあるはずの田舎なのですが、プライベートではなんとなく違和感、居心地の悪さを感じていたのが本音です.どうしても、嫌な思い出の方が記憶に強く残っています.
…田舎にいる自分は、無難に過ごそうとする程振る舞い方が分からなくて、そんな自分が本当に嫌でした.今となっては大した問題ではなかったような気もしますが、当時の私にとっては、なんとも言えない孤立感もあり、大きな壁であったのでしょう.もっと早く抜け出して仕舞えばよかったのに、と今更ながら思うこともあります.
- 田舎へ"出かけた"ときに -
今こうして自分らしく生きているものの、数年に一度田舎へ行くと、途端にしばらく調子を崩してしまいます.恥ずかしながら、未だ自身の中で清算できていないのです.あそこに行くと具合が悪くなる…そう思うと尚更足が遠のいてしまうのです.
田舎が悪いとは言いません、ただ、私が知っている田舎、私がいた環境は、本当に、身を滅ぼしそうなところでした.
以前、それでも訳あって田舎に出かけた際の帰り道、実家から最寄りの駅まで歩いていた際にぼーっとしながら撮った写真が、この写真です.広々とした田舎の空気と、沸切らない、捻くれた自分にぴったりな気がしました.
- 全くうまく写せない -
でも、写真としては本当に面白くない.綺麗でもない、見た通りに写せなかったのです.
もっともっと、複雑な風景に見えたはずなのですが、写真に写してみると、ただの空き地の写真なんですよね.全然魅力ない.色もうまく出せない、荒いし、綺麗じゃない.
なので、迷います.その時見た記憶としては強烈なのに、写真としては全く伝えきれないのですから.
…本当はこれだけでも沢山のことを書けそうなのですが、溢れてしまいそうなので堪えています.
その分、今度の作品作りの中で、発散しようと思います.
なんだかすっきりしない文章になってしまいましたが、今日はこの辺で.