
【岩手初公開】寺山修司作・渡辺克巳撮影『ノック』上映決定
青森県出身のマルチクリエーター、寺山修司さんの市街劇『ノック』(1975年)を、渡辺克巳さんが撮影したことはあまり知られていないと思います。
渡辺克巳さんは、代表作である「新宿」の写真に加えて、確かな撮影技術で、雑誌、グラビアなどでも活躍をしていました。その一つとして、『ノック』をご紹介したいと思いました。
これは、寺山修司さんと渡辺克巳さんの交友を示すものであり、興味深い作品です。
『ノック』上映
写真展開催中は、展示スペースのビデオコーナーで上映予定です。
10/13(月・祝)13時からのトークショーでは、浜藤ホールの大きなスクリーンで上映します。その後、小泉・紀・藤澤の3人がそれぞれの「渡辺克巳論」をお話する予定です。ぜひ、遊びに来てください。
寺山修司作 市劇街『ノック』
『ノック』は、1975年4月19日、東京阿佐ヶ谷近郊で行なわれた30時間の市劇街のタイトルです。「あなたの平穏無事とは一体何なのか? 」(寺山修司 朝日新聞 1975年5月7日)と地域住民の玄関の扉を突然ノックする、というものでした。「驚いた人が110番」(東京タイムズ 1975年4月20日)し、警察が駆けつけたという一幕もありました。(ワタリウム美術館HPより)
ワタリウム美術館
アンディー・ウォーホル、キース・ヘリング等をいち早く紹介してきた、東京・青山にあるプライベート美術館です。渡辺さんが亡くなった後の2008年には、「流しの写真屋 渡辺克巳 写真展 1965-2005」を開催していただきました。
http://www.watarium.co.jp/exhibition/0802watanabe/index.html
今回、ワタリウム美術館様のご協力により、2020年の展示会のために制作された『ノック』のスライドショー映像(編集制作:ワタリウム美術館)を上映できることになりました。あらためて御礼を申し上げます。






