私が「わんにゃんランド」に通うようになって、
2年3ヶ月が経ちました。
最初は名前を覚えることから始まり、
今ではそれぞれの性格や好み、
薬の与え方まで把握できるようになり、
みんなは私にとって大切な家族のような存在です。
しかし、猛暑・豪雨・極寒など、外で暮らす犬たちには
常に災害の危険があります。
もし地震が起きたら、
今にも壊れそうな犬舎や扉は耐えられるだろうか…。
そんな不安が頭をよぎります。
不安そうな顔をする犬には、
いつも「大丈夫、大丈夫よ」と何度も声をかけます。
ほとんどの子がシニア世代で、体にも負担がかかっています。
老朽化した設備の中で、
この先、介護や看取りが必要な時期を迎えるでしょう。
でも、どの子も薄暗い犬舎でひとり息を引き取るようなことは、
絶対にさせたくありません。
今年5月、シェルターで一番の愛嬌者だったマリが、
壮絶な闘病生活の末に息を引き取りました。
最後は寂しくないように寄り添い、
話しかけ、納得のいく看取りができたと思います。
人間の事情で犬生を左右されてきた子たちが、
最期の瞬間は人の手の温もりと声かけに包まれ、
「ここに来て幸せだったな」と思いながら旅立てるようにしたいのです。
そのためにも、
犬たちが安心して暮らせる場所づくりへのご賛同とご支援を、
心よりお願い申し上げます。
ボランティア 山本幸枝
プロジェクト作成者 笠井より
おゆきさん(山本さん)は、マリが闘病中、手術前後、
家へ連れて帰ってくださり
仕事場へも連れて行き、一日中、マリが心細くないようにと
寄り添ってくださってくださいました。
恐らく初めてであろう、家庭での生活にマリは満足しているようでした。
ソファーに乗って、乗り出してテレビの画面にくぎ付けだった
マリの姿は微笑ましかったです。
おゆきさんはジュンが亡くなった時にもそばに付き添ってくださり、
ランドにいるみんなのお母さんのような存在です。
またみんなのフィラリア、ダニの予防薬、病気の子たちの投薬など
すべてを把握していて、上手に投薬させてくれます。
ご自身も暑さに弱いのに、週末には通ってきて
皆んなを可愛がってくださる姿、声には、
見ている私たちまで癒されています。
犬たちのためにもですが、
暑い日も寒い日も通って、みんなのお世話をしてくださる
ボランティアさんたちのためにも、
1日も早くいい環境のシェルターに移動したいと熱望しております。
ご協力をよろしくお願いいたします。







