ガンマンさんの7年前の投稿から
〘 壊れた 心と命 〙
野犬で人馴れしていない
これを一くくりにするのは危険だ。
信じていたのに裏切られた。
好きでも嫌いでもないけど、取り合えず怖い。
人を好きになりたいのに、どうしていいか分からない。
この辺は野犬度50くらいだが
優しくされたことが一度もない。
人から石を投げられたり棒を振りかざされ追いかけられた。
幾度となく命の危険を感じるほどの虐めを受けた。
ここ迄くると、野犬度100に近くなる。
シェルターにいる八割の子は間違いなく後者の方で
人が近づくと四か月世話をしている私にさえ、体を硬直させ
緊張をさせその様は間違いなく〔恐怖〕以外のなにものでもない。
尋常じゃない怖がり方
山口県の野犬を見ていると、この言葉が何度も何度も
口ずさまれる。
幼少期から成犬になるまで、人から優しくされたことがなく
怖い思いだけをして来た犬たち・・
人に心を開く、授ける、受け入れる、この領分を全く
持つことが出来ずに生きて来た結果だとしても
この尋常じゃない怖がり方、そしてその数の多さが逆に尋常じゃない。
せっかく産まれて来た 命
人との共生を望みながら、その人間がこの子たちを
こんなにしてしまったのは、言うまでもない。
この尋常じゃない多くの野犬たちを保護することも大切だが
それは命が助かっただけのことで、心は何も助かっていないのだ。
保護をして心を取り戻させ、そして初めて譲渡に向けて里親を探してあげること。
これは並大抵のことではないが、それほどこの子たちの状況は
並大抵ではないことを肝に銘じたいと思う。
壊れかけた 命
壊れてしまった 心
この二つを救ってこそ、初めて一つの小さな生命を救ったと
言えるのではないだろうか。
シェルターの必要性はだからこそ無限大なのだ。
2000の野犬たちを救え!プロジェクト
ganman
プロジェクト作成者 笠井玲子
私はしっぽのみかたのメンバーとして多くの野犬の子どもたちを関東に連れてきて、譲渡につなげてきましたが、野犬の子どもたちは小さくても怖がりの子たちが多いです。
母親から教わっている子たちもいますが、乳飲み子の頃に人間に育てられても怖がりです。
怖がりのDNA は8代続くそうです。
でも家族に愛され、可愛がられ、一度家族を信頼すると素晴らしい家族になります。
わんにゃんランドには野犬度100で、来てから何年も経つのに、人間が犬舎に入ると小屋の隅っこで顔を隠してしまう子、触っただけで怖脱糞してしまう子たちも、夜中、ドックランを走っているうちに、今では、ボランティアさんが近づくとおやつをねだるしぐさをするようになっています。
野犬度100の子たちが人の愛情をうけて、人を信じるようになり、変わっていき、命を輝かせていく。。。
ガンマンさんの遺志。。。命も救って、心も救うシェルター
わんにゃんランドはそんな施設でありたいのです。
現在のわんにゃんランドは移転をしなければなりません。
これからも「命のバトン」を繋いでいくために皆様のお力を貸してください







