今回は,宇城市や豊野町のことについて書きます。
緑の中の光照寺
宇城市豊野町にある,光照寺は,目の前が美しい緑の田んぼが開かれ,遠くには山々が連なっています。近くには川も流れています。寺のとなりには竹林や様々な樹木があり,美しい湧き水があります。
豊野町自慢のフルーツ
豊富できれいな水がある豊野町では,水稲やフルーツが育てられています。愛情豊かに育てられた,梨,ぶどう,栗,桃,みかん,柿などは,季節ごとに収穫され,一年中おいしい果物をいただけることができます。町の自慢です!
ただ,残念なことにメロンは,収穫前に地震の被害にあいました。糸山さんがとても残念そうにその話しをしてくれました。フルーツを町ぐるみで育てられているんですね。
さて,今回のリターンでは,愛情いっぱいに育てられた豊野町のフルーツをみなさんにご紹介したいと思い,応援の意味も含めて,ご用意しています。(画像は豊野町のフルーツ 宇城市ボームページよりご協力いただきました。)
地震と,豪雨
宇城市は,断層も多く,そのため,余震が日本一となっており,道路には断層のひずみによる隆起が目に付きます。
また,繰り返しある地震の揺れのあと,豪雨が続きました。地盤はゆるみ,川は氾濫しました。そのとき支援にきた自衛隊が川辺に設置した土嚢は,今もそのままあります。
赤い印は断層があるところ 川辺に延々と置かれている土嚢袋
避難所,仮設住宅
先日,糸山さんと避難所へ支援物資をもっていきました。避難所への支援物資は少なくなっているようです。
ここの仮設住宅は熊本の木で作られた木造です。
仮設住宅としてはよく見られるプレハブと木造と費用を比較すると,ほとんど同じくらいだとか!プレハブは運搬費が相当かかるそうですが,地元の木で建てれば,運搬費が抑えられる,そして,住み心地は相当違うでしょう。そして,地元の木材を使うことは支援につながる。なるほど!素晴らしい!これは,糸山さんのアイデアだそうです。東北震災でボランティア活動を経験する中で,プレハブの仮設住宅について,住みごこちについて,いろいろと感じることがあり,住む方のために木造のほうがいいと,実感され,今回の形につながりました。被災された方は傷ついています。ケアが必要です。できるだけ心地よい住まいが必要です。
この暑い夏のことを考えると,本当に木造でよかったと思います。
入居については,まずは高齢者の方と幼いお子さんがいるご家庭を優先にしているそうです。
スロープ付きです。
宇城市不知火小学校
私が訪問した不知火小学校の廊下には,地震のあとの状況を示すマップが大きくはられていました。これは,先生方が,地震後できるだけ早く状況を確認するために作ったものです。
教頭先生は,「このマップに何も載せることがなくなった時が復興したときです。」と言われました。
きっと,先生方は,この情報を集め歩く間も,いつ来るか分からない地震の揺れへの不安と戦っていたのではないかと思います。子どものために必死にがんばられる姿を垣間見て,いっとき言葉が出ませんでした。
「心より1日も早い復興を願うばかりです。」というメッセージをいただいております。
私もみなさんも同じ気持ちだと思います。
今回のクラウドファンディングでは,本当にありがたい支援をいただいています。
みなさまの思いのこもったご支援が,熊本の方達のためになるように,しっかりと活かしていきます。
本当にありがとうございます。