クラウドファンディング、いよいよ明日までとなりました。ご支援くださった皆さま、いいね・シェアで応援してくださった皆さま、リアクションをくださった皆さまへ、心より御礼申し上げます。
1)私は長年、発声法を教える中で「入口(唇・舌・顎・口蓋あたりの通り道)」でつまずく方をたくさん見てきました。
・口を開けたままでいられない
・舌を上げようとすると顎まで一緒に上がってしまう
・最初の声は良いのに、次の声まで息を保てない
こうした“入口の準備”の難しさが、練習のつらさにつながっていました。その問題を、できるだけ体感しやすく・気づきやすくするために作ったのが「鼻呼吸リップピース」です。
2)制作で学べたこと(関わってくださった皆さまへ感謝)
今回の制作では、関係者の皆さまに本当にお世話になりました。
・歯ぐきを傷つけないための形状調整(角の処理)
・溝の深さと唾液の扱い
・樹脂の着色による仕上がりの変化
・下唇の滑り止めとしてのブラスト加工など、
普段は見えない工程を知ることができました。
また工程上のハプニングをきっかけに、子ども用ピースも形になりました。将来の挑戦として温めていた企画でしたが、工場の方・設計の方のご協力により、今回同時にご案内できたことは大きな出来事でした。結果として、幅広い年齢層の「口呼吸対策」を扱える形にできた点にも、意義があったと感じています。
3)私が大切にしている点
私がここで一番伝えたいのは一点です。
「唇をゆるめると、喉の入口が開きやすくなる」そして、「微呼気(ごく軽い吐く息)が保てると、鼻呼吸へ移りやすくなる」
見た目は恥ずかしいと感じる方もいるかもしれません。でも、付けてみると“一瞬でわかる”という声が多いのも事実です。そして何より、付けたまま声が出せなければ意味がない。この“発声練習として使えること”が、呼吸と声を整える入口になり、身体づかいのリハビリにもつながり、結果として「聴く身体」を育てる方向へ進めると私は考えています。
4)私自身の使用感
私自身の使用歴は約8カ月です。もともと噛みしめや歯ぎしりがあるため、今ではピースが生活の中の“必需品”になっています。外側カバーを併用すると、就寝時に口が乾きにくく、鼻呼吸を保ちやすく感じる日があります。
一方で、睡眠が深く入りすぎたように感じて寝起きにぼんやりする日もあったため、使用時間や頻度は「短時間から」「体調に合わせて」調整が必要だと実感しています。私は最初は横穴で就寝していましたが、慣れてから縦穴も試しています。ただ、ここは個人差が大きいので、無理をせず「痛み・違和感があるときは中止」し、必要に応じて歯科など専門家に相談していただければと思います。
5)専門家の方からのフィードバック
今回、サンプル使用の報告もいただきましたが、特に大きかったのは、歯科の先生方から約1週間の使用結果をいただけたことです。
「気づきの多い体験だった」「痛みなく、装着したまま朝まで眠れた」「外側カバーがないと舌が乾燥した」「家人に驚かれた」「鼻からのどへ通る感じが分かった」「総入れ歯でなければ、高齢の方にも使える可能性がある」
こうした声をいただき、口腔機能低下のケア領域との接点についても、今後さらに丁寧に調べていく必要があると教わりました。
6)薬事該当性について
薬事該当性についても調べ、関係する窓口の案内を確認しました。結論としては、医療的効果を断定せず、用途・表示・伝え方を適切にすることが前提で、取り扱いの可能性があることを確認しました。
7)この40日で変わったこと
クラファンを始める前は、正直「これで最後だ」「ようやく理解してもらえる」「専門家に会って引き継いでいただきたい」と思っていました。でも40日間、走り抜けた今、考えが変わっています。思わぬご支援をいただけたことが、私の背中を押してくれました。
また「鼻呼吸メソッド」だけを伝えるよりも、リップピースを“声の入口”として使うことで、発声法が伝わりやすいことも分かってきました。さらに、声の源流として学び続けている藤原義江さん、記念館の館長さん、写真投稿からつながった皆さまなど、素晴らしい出会いにも恵まれました。
改めて、挑戦してよかった。これまで諦めないでよかった。万感の思いがあります。
明日まで、どうぞよろしくお願い申し上げます。




