
新鎌倉教場のイメージ図をお示しいたします。
流鏑馬の稽古には長い直線の馬場(鉄砲馬場)が必要ですが、この他にも様々な設備が欠かせません。
例えば、馬術の基本稽古をしたり、馬の調教をするための方形の馬場「角馬場(かくばば)」や、馬装や馬の手入れの際に馬を繋いでおく「馬繋場」、更衣室、用具庫、電気・水道、駐車場などが挙げられます。
この他にも色々必要ですが、大きなものはこのとおりです。
新しく確保した用地は、斜面が多く、こうした設備を設置できるだけの平坦な面積は限られます。
そのため、新しい直線馬場は、本格的な流鏑馬を行うための長さには足りません。
そこで、これを解決するため、馬場の形・デザインに工夫を凝らしました。
まず、少しでも馬場の長さを確保するため、スタート地点(馬場本)を折り返し型にしました。
次に、スタート直後は直線ではなく弓形にして最も直線が長くなるラインを取りました。
更に、ゴール地点(馬場末)は少しでも直線距離を稼ぐために、右に直角に折れ曲がって止まる仕様にしました。
これだけでも非常に難易度が高い馬場であることが分かります。
とはいえ、この折り返し型の馬場本は、明治神宮の馬場本とよく似た形であり、スタート直後に弓なりになっているところは、富士御室浅間神社の会場とよく似ています。
更に、右に直角に折れ曲がった馬場末は、三嶋大社の馬場末とよく似た形です。

【写真説明】富士御室浅間神社流鏑馬神事(甲斐の勝山やぶさめ祭り)一の的から馬場本を望む
このように、各会場における難しいポイントが一堂に会したのが、このたびの新しい馬場「新鎌倉教場」ということになります。
ここまで難しい馬場は、そうそうないと思います。
しかしながら、本番の馬場よりも遥かに難しいということは、まさに稽古環境として最適といえるのではないでしょうか。
完全に不可能であれば話は別ですが、このたびの馬場のデザインは、そのギリギリのラインを見極めながら、技量を遥か高いところまで向上させることができる可能性を秘めていると考えています。
この環境で稽古を積めば、どれだけ上手くなれるのか、楽しみでしかありません。
射手になる前の見習い門人もこのような高難度の馬場で稽古をすることになりますので、私たちの稽古が如何にハードであるかお分かりいただけるかと思います。
射手になるのは本当に大変です。
しかも、射手になった後もひたすら稽古を積み、技量向上に努めなければなりません。
この高難度の新鎌倉教場で稽古を積み、流鏑馬の護持継承に努めてまいりまので、多くの方のご賛同とご支援をお願い申し上げます。
【5月15日まで!目標金額1500万円】
神事・流鏑馬を護持継承する大日本弓馬会の稽古場「新鎌倉教場」を古都・鎌倉に整備



