
最近、LGBTQの方のお話を聞く機会がありました。「自分の声が、自分の望む声じゃない」その言葉に、深く心を打たれました。
私自身も、学生時代に“声が低い”という理由でいじめを受けたことがあります。いつしか、自分の声が嫌いになりました。
そんな私に、岩手県出身の芸術家の方がやさしくかけてくれた言葉があります。
「私は歌うのが好きだー。それだけでいいじゃないか。誰かに何を言われても、好きな気持ちは消えないだろう?」
その言葉に、心がほどけていきました。“好き”という気持ちは、誰にも奪えない。その一言で、私は再び、自分の声を信じることができました。
そして先日観たドラマ『ロイヤルファミリー』。主題歌・玉置浩二さんの「ファンファーレ」にある“へこたれた心に”という歌詞が、胸に深く響きました。
玉置浩二さんの心のある歌声は、いつ聴いてもまっすぐで、あたたかく、傷ついた心をやさしく包み込んでくれます。
その歌声を聴きながら、改めて思いました。「声もまた、“心”そのものなんだ」と。
クラウドファンディングでいただいた皆さんの“声援”は、私にとってまさにファンファーレ。もう一度、夢へと走り出すための合図のように響いています。
これからも、どんな声も、どんな心も、ありのままに響き合える場所を育てていきます。






