
ご支援いただいている皆さまへ
これまで多くのご支援と励ましのお言葉をいただき、心より感謝申し上げます。一方で、「天然稲わら納豆 神鈴」に関して、いくつかのご質問やご意見も頂戴しました。
プロジェクト終了まで、残り4日。改めて、「天然稲わら納豆 神鈴」の特長と、私たちの想いをお伝えいたします。
1.“天然”の意味 ― わら納豆との違い
「わら納豆」と名のつく商品は全国に数多くあります。しかし、その多くは農薬を使用した稲わらを用い、人工培養した納豆菌で発酵させた納豆を藁苞に入れたものです。
これに対して「天然稲わら納豆 神鈴」は、農薬・化学肥料を一切使わずに育てた稲のわらに棲む天然の納豆菌で、大豆を発酵させています。自然の力そのものが納豆を育てる――それが“天然”の意味です。
2.大豆の旨み ― 国産素材へのこだわり
現在、市販されている納豆の約8割は輸入大豆を使用し、味を補うために「たれ」で調整しています。一方、「神鈴」はすべて良質な国産大豆を使用。
大豆本来の香りと旨みが際立ち、たれを使わなくても美味しい納豆です。素材の力をそのまま味わっていただけます。
3.環境へのやさしさ ― “循環”を大切に
一般的な納豆は、プラスチックパック、たれ袋、カバーシートなど多くの石油製品で包装されています。わら納豆でも、不織布やビニールを使う例が少なくありません。
「神鈴」では、稲わら・大豆・紙の掛け紙のみを使用。プラスチックを一切使わず、自然素材だけで仕上げています。人にも地球にもやさしい納豆です。
4.未来へつなぐ ― 日本の食と農を守るために
「稲」は“命の根”、“生きる根”を意味し、「大豆」は味噌・醤油・豆腐など、日本の発酵文化の礎を築いてきました。
効率や生産性が優先される時代の中で、ほんの一部でも“本来の納豆づくり”を残すことが、日本の食文化と農業の根幹を守ることにつながる――それがこのプロジェクトの願いです。
自然と人がめぐり合い、いのちが循環していく。その原点を未来へとつなげるために、最後までどうか応援をお願いいたします。
プロジェクト終了まで、残り4日。皆さまの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。
松阪利貞堂 店主 濱岡 正己





