今朝、オアシスファームとして初めての牛の出荷を行いました。朝8時半にJAの皆さんがトラックできて無事に積み込みを終えました。積み込みの際、牛が興奮して暴れることもよくあるそうです。暴れると肉色まで黒く変わってしまうそうで心配をしていましたが、おとなしくトラックに乗ってくれました。
「はっちゃん」とのお別れです。当初、牛に名前を付けないと決めていました。名前を付ければ、いつかくる別れがつらくなると思えたからです。けれど500日も一緒にいるわけですから、やはり自然と名前を付けてしまいました。耳標にある番号の末尾が「8」だったので「はっちゃん」。オアシスファームに来た時から他の2頭よりも体が大きく、その後も3頭のリーダ的な存在として順調に育ってくれました。
先日、牛は涙を流すのか?という文章を書きましたが、今日の「はっちゃん」も泣いていました。緊張して泣いていたのか?悲しくて泣いていたのか?わかりません。
残された牛の1頭がトラックが行った方角を向いて低い声で鳴いたのも印象的でした。
寂しい別れではありますが、彼らが過ごしやすい環境を用意しようと、自分たちなりに工夫を重ねて世話をしてきたので後悔はありません。「さよなら」よりは「ありがとう」という気持ちで今日のことを覚えておこうと思います。





