春の陽気が心地よい日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
このたび、クラウドファンディングでご支援をいただいた資金で資材を用意して、オアシスファームで3カ所目となる「第3牧場」を整備させていただきました!
今回も豊橋市小松原地区の遊休農地をつかって、約1haの広さの牧場をつくりました。牛舎は用意しませんので、牛が雨風を避けられるように森を取り込んだデザインとなっています。
海辺近くの爽やかな風がとても気持ちよい場所に位置していますが、長年にわたり使われていなかった箇所には笹が生え茂り、イノシシが草の根を掘ったあとの穴で地面はボコボコの状態です。ここに電気牧柵を張りめぐらせて、パドックを短管パイプで組み上げて設置しました。おかげさまで私たちにとっては3回目の牧場設置作業となりましたので、以前に比べると段取りよく準備ができました。たとえば、森の中では鉄製の杭の代わりに木の幹を使うようにしているのですが、どの木が杭代わりになるのかも経験的に判断できるようになってきています。
遊休農地を使って牧場をつくる際にいつも思うのですが、使われていなかった場所に人の手が入ることで、土地はどんどんと表情を変えていきます。ここに家畜が入ると更に大きく様子が変わっていきます。自然にとっては人の手が入らない方が「自然らしい」のかもしれませんが、牧場としてされ利用ることで土地が生き生きとし始めるように感じられるのは手前味噌な見方でしょうか・・・
そして、4月26日の早朝、3頭の子牛たちが整備されたばかりのオアシスファーム第3牧場へやってきました。北海道から茨城を経て愛知へ。トラックに揺られて3日間の長旅です。今回の牛たちも、到着してすぐに、スムーズにトラックから降りて牧場に入ってくれました。お腹ががすいていたようで、すぐにパドックの中の草を食べていました。適応能力の高い頼もしい牛たちです!最初の1日はパドック内で電気牧柵の馴致を行います。ちょっとかわいそうですが、狭いところに入れて電気牧柵は「ビリっ」とすることを牛に学習してもらいます。電気牧柵は物理柵ではなく心理柵だといわれます。体当たりすれば牛には容易に倒すこともできる柵ですが、心理的に怖いと思うことでこれを避けるようになります。ただ、様子を見ていると、電気牧柵については十勝の出身牧場で学習済みのようで、上手に避けてくれている様子がうかがえてホッとしました。
おかげさまで、いい牧場ができました。コンパクトですが地形的にも起伏に富んでいて牛が楽しく過ごせる牧場になっていると思われます。あつみ式放牧では、500日以上かけて自然いっぱいの環境で牛たちを育てていくので、これから長い付き合いになりますが大切に世話をしてまいります。今回のクラウドファンディングへご支援いただいた皆様に改めてお礼申し上げます。
なお、今回の報告にあわせて、2つのご案内をさせていただきます。
①渥美半島短角牛予約販売
4月に出荷した牛のお肉をオンラインで予約販売いたします。渥美フーズ各店舗での受け取りによる方法だけではなく、宅急便でご自宅へお届けする方法もご用意しています。遠方の方もぜひご利用いただけたら幸いです。
私は一足先に試食しましたが、前回の牛よりも半年近く長く飼育したので放牧による味わい深さが増していて感激しました。長く放牧すると硬くなるという意見もありましたが、その点も問題ありませんでした。
リンク:渥美半島短角牛予約販売のご案内
(※4月27日現在、準備中です。開始までもう少々お待ちください。)
なお、次回は2026年秋ごろの出荷を予定しています。少し先になりますので、ご興味のある方はぜひ今回の機会によろしくお願いします!
②エコサークルツアー
オアシスファームでは毎月1回「エコサークルツアー」を開催しています。ニワトリや牛の飼育の様子を見学するだけでなく、できるだけ農場での体験を含めた内容にしたいと思って企画しています。ぜひ、第3牧場でのびのびと放牧されている牛たちに会いにきてください。ご希望いただければ牧場の中の森の様子などもご案内いたします。
5月は9日(土)、6月は7日(日)の開催を予定しています。
リンク:エコサークルツアーのご案内オアシスファームは皆さんと一緒につくりあげていく農場でありたいと願っています。
今回も電気牧柵やパドックの設置そのものは2日間で完了することができましたが、事前の準備段階では地域の皆さん、お手伝いを希望してくれた皆さんが、草を刈ったり、木の枝を払ったりという作業のお手伝いをコツコツと続けてくれました。ときには作業量的にも自分たちだけでは完遂できないのですが、皆さんとは自然に向き合う喜びも共有できたらと願ってやみません。
最後に、クラウドファンディングを通じて応援をいただいた皆さんに、ご満足いただけるリターンをご提供できたかどうか?反省や不安もございます。至らない点をお許しください。
どうか、これからも、様々なスタイルでオアシスファームにご関係いただければ幸いです。一人でも多くの皆さんに、「わたしもオアシスファームのメンバーの一員だ!」と思っていただけることが私たちの目標です。どうか、これからもよろしくお願いいたします。



