
こんばんは。NPO法人ぼこでこの小林純也です。
いつもぴあまっぷのプロジェクトを見守ってくださり、ありがとうございます。
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昨日から始まった、『#わたしのぴあストーリー』プロジェクト。
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今日は、私自身の『ぴあストーリー』を。
20年前、脳梗塞で倒れた当時の僕には、同じ病気の仲間が一人もいませんでした。
目の前にいるのは、お医者さんとリハビリの先生たちだけ。
退院した後だって、同じような境遇の、若年脳卒中サバイバーは1人もおらず、この先の人生どうなっていくのか、不安に襲われていました。
冗談抜きで、世界でひとりだけ取り残されたような感覚でした。
そんなときに出会ったのが、お師匠と呼んでいるスポーツトレーナーの大野さんです。
まだ足を引きずり、右手もぶらんとしていた頃、藁にもすがる思いで見学に行ったトレーニング施設で、僕は「もう回復限界って言われたんですよ」と自虐まじりにこぼしました。
そのとき返ってきた言葉が、
「え?回復限界なんてないよ。」
あの一言で、世界の見え方がガラッと変わりました。
医学的にどうこう、統計的にどうこう、じゃない。
「君には、まだ可能性があると思ってるよ」と、人として信じてもらえた気がしたんです。
あの瞬間、僕は「同病の仲間」はいなくても、「自分を信じてくれる支援者の存在」が、どれだけ大きな力になるかを知りました。
そして事実、大野さんの指導のおかげで、そこから1年間で走れる様にまで回復しました。
それから何年か経ってはじめたのが、脳卒中フェスティバル=脳フェスです。
イベントを続けていく中で、今度は逆に、
当事者同士がつながっていく姿を何度も目にしました。

(脳フェスがオフ会の若年性サバイバーの集い)
リハビリの愚痴を言い合ったり、
「分かるそれ!」と笑い合ったり、
新しく挑戦したことを報告しあったり。
同じ病気を経験した「同病の仲間」がいることで、
支援者だけでは届かないエネルギーが生まれている。
大野さんがくれた「支援者の一言」に救われた僕が、
脳フェスを通して「仲間がいることの力」を教えてもらった。
それが、僕のぴあストーリーです。
だから今、僕は「ぴあまっぷ」を作ろうとしています。
支援者も、同病の仲間も、家族も、ごちゃまぜでつながれる地図。
どこかに必ず、「あのときの自分」を助けてくれる誰かがいる。
あのとき大野さんに出会えたみたいに、誰かが、自分の「ぴあ」に出会える確率を、少しでも上げたい。
そのための一歩が、ぴあまっぷです。
もし、共感してもらえたら、ご支援いただけましたら幸いです。
https://camp-fire.jp/projects/878950/view
#わたしのぴあストーリー
#ぴあまっぷ
あなたのご協力を、お待ちしております。
NPO法人ぼこでこ
代表理事
小林純也



