注目のリターン
自己紹介
はじめまして。脳卒中フェスティバル(脳フェス)というイベントの代表をしています、小林純也です。
3分だけ、あなたの時間を私にください。
私は2005年、23歳のときにボクシング練習中の脳梗塞で右片麻痺となりました。当時はSNSもなく、健常な頃と障害を負ってからのギャップに苦しみ、人生を終わらせようと思ったこともありました。
テレビ東京「生きるを伝える」
絶望の只中で私を支えたのは、もう一度リングに立つという目標と、周囲の支えでした。競技復帰を経て理学療法士となり、2017年から「楽しい!をみんなへ。」理念とする脳フェスを立ち上げ、回復期病院で務めながら、非営利で延べ1万人以上の交流と活躍の場をつくってきました。
近年は、障害の有無をこえて「挫折を強みに」変える支援を広げるため、NPO法人ぼこでこを設立。就労支援の実証・企画にも取り組んでいます。
代表的な取り組みが、企業と当事者が体験で出会う職業体験祭「キャリアランド」です。
職業体験祭「キャリアランド」。障害当事者版キッザニアのようなイベントで企業との相互理解を深める。
見えてきた課題
「楽しい!」や「仲間とのつながり」から可能性の芽が出る瞬間を、何度も見てきました。一方で、病院勤務時代にたくさん見てきた、「閉じこもり」の方々を思い出すことが増えました。
当事者やご家族が少しでも前を向いてくれれば、可能性はたくさん広がるのに…。
そう思いながら、あの手この手で社会参加の種を植えても、届かないといった苦い経験がありました。
例えば、外へ出られる体力があっても、4割の脳卒中当事者は家にこもると言われます。
先行研究でも、社会的孤立・移動不安・地域環境や偏見が、外出や就労を妨げることが示されています。病院も、役所も、支援団体も、支援したいとは思っていても、横断的に障害当事者にアプローチできていないのです。
イベント会場の外側には、「前を向けられないままの人たち」がたくさんいるその事実を見過ごせません。

障害当事者と適切な支援が繋がっていない
プロジェクト立ち上げの背景
一方で、脳フェスを立ち上げた8年間の間、素晴らしい支援活動をされている団体や企業に出会ってきました。障害当事者に寄り添ったサービスから、エンタメ性を中心において、ワクワクを源泉に行動範囲を広げている団体、当事者による寄り添ったピアサポートにより、心を支えるサービス…。
50を超える患者会・支援団体へのヒアリングでも、「適切な支援が、適切な人に届いていない」という共通課題が浮かび上がりました。
先行研究は、社会的孤立と自己効力感・自己肯定感・社会的サポートの関係が強く、その先に外出や就労などの社会参加があることを示唆します。
そこで私たちは、「社会参加の安心階層モデル」を定義しました。。

社会参加の安心階層モデル
「ぴあまっぷ」が実現したいこと
例えば、退院直後で心が折れそうな当事者が、交流を求めて「ぴあまっぷ」を開きます。
地図上に、同じ境遇の人の数がわかり、支援団体の居場所が見える。口コミも読める。
「独りじゃない」と実感できたら、興味や悩みに近い項目からマッチングへ。
さらに、さまざまな団体とコラボレーションし、オフラインの外出機会(協働イベント)から、安心→挑戦の一歩が生まれる土壌を作ります。
昨年、campfireでクラウドファンディングを実施した、キャリアランドとも連携し、就労の第一歩につなげる仕組みも作ります。
キャリアランドはこちら
最終的には、退院支援や行政窓口で「ぴあまっぷ」を紹介される社会を当たり前に。障害を負った方だけでなく、あらゆる挫折を抱えた人が使える公共的なインフラを目指します。

ぴあまっぷイメージ図
オフラインイベントでの交流も
現在の準備状況と費用の内訳
本サービスを制作するにあたって、本当に当事者が求めるサービスはなんなのか?を障害当事者や各当事者団体にヒアリングを行いつつ、デモサイトの制作見積もりをとっております。
現段階での予算額を、以下に記します。
Web製作費:200万円
サイト利用料:108万円(3万円/月×3年)
デザイン費:50万円
撮影・編集費:10万円
イベント会場費:32万円
合計:400万円(自己資金 100万円/クラファン目標 300万円)
リターンについて
・シンプル支援3,000円
・デラックス支援10,000円
・Tシャツつき支援10,000円
・大打ち上げ会参加券10,000円
・小林純也書籍付き支援10,000円
・ぴあまっぷプロジェクト参加権30,000円
・個人スポンサー10,000円
・個人スポンサーデラックス30,000円
▶︎企業スポンサー
ブロンズ5万円5000円 20社限定1年間
シルバー11万円 20社限定1年間
ゴールド出展33万円 3社限定1年間
年間特大100万 1社限定1年間
スケジュール
2025年10月 |
Kick-off/調査設計開始・デモサイト構築 |
2025年10月 |
キャリアランド2025開催 |
2025年11月 |
デモサイトユーザー収集 |
2026年1月 |
〈ぴあまっぷ〉β版限定公開 |
2026年3月 |
ユーザーテスト&モニター調査結果(孤立感・自己効力感) |
2026年4月 |
UX改善スプリント/企業ヒアリング開始 |
2026年6月 |
ユーザーテスト&モニター調査(孤立感・自己効力感)② |
2026年8月 |
ぴあまっぷ公開、メディア広報開始 |
2026年5-9月 |
キャリアランド2026準備・リハーサル |
2026年9月 |
キャリアランド2026開催(来場1,200名・出展30社) |
2026年 9月 |
事業終了(後2カ月以内に、実績報告) |
最後に
最後までお読みくださいまして、誠にありがとうございます。
「ぴあまっぷ」は、まさに今、生まれようとしているプロジェクトです。
この取り組みに、少しでも共感いただけるあなたと共に、作っていきたいと思っています。
SNSでの拡散だけでも大変嬉しいです。どうかご協力のほど、よろしくお願いいたします。
一般社団法人脳フェス実行委員会/NPO法人ぼこでこ
代表理事
小林純也
引用参考文献
・大山幸綱,吉本好延,浜岡克伺・他:在宅における脳卒中 患者の閉じこもりに関連する要因の検討─独力で外出困難 な患者の検討.高知県理学療法,2009, 16: 41-46.
・社会的孤立と自己効力感に関する文献Murayama, H., Nishi, M., & Kondo, K. (2022). Social isolation and self-efficacy in promoting social participation: A longitudinal study. Psychiatry and Clinical Neurosciences, 76(4), 234-245.
・就労における自己肯定感と社会的サポートの関係Smith, J. D., & Lee, R. (2015). The role of social support in enhancing self-esteem and self-efficacy among job seekers. Journal of Employment Counseling, 52(2), 80-95.
最新の活動報告
もっと見る
ラスト1週間!『シェアフェス』開催のお知らせ
2025/12/07 17:05こんばんは。NPO法人ぼこでこ代表理事の小林純也です。いつも「ぴあまっぷ」プロジェクトを見守ってくださり、本当にありがとうございます。記事執筆時点で、ぴあまっぷのクラファンは2,620,517円(87%)/支援者125名、終了まで残り7日。目標の300万円まで、あと約38万円となりました。ここから先は、我々だけでは届かない人たちに、「あなたの一歩」=シェアの力をお借りしたいと思っています。そこでラスト企画第一弾として、『ぴあまっぷ・シェアフェス』 を開催します!\ 1分でOK!シェアフェスへの参加方法 /▼ステップ1:投稿を見かけたら、まずシェア!これからラストスパートに向けて、オススメリターン、わたしのぴあストーリーなどを、脳フェス関連の各SNSで発信していきます。投稿を見かけたら、リポスト・シェアしていただけませんか?X(旧Twitter):https://x.com/NoKousoke Facebook:https://www.facebook.com/junya.kobayashi.927/ Instagram:https://www.instagram.com/noufesch/ 「いいね」だけでなく、シェアしていただけると、まだこのプロジェクトを知らない方の目に届きやすくなります。▼ステップ2:一言でいいので「あなたの言葉」を添えてもし余力があれば、シェアの際に、「社会的孤立ゼロを目指しましょう!」「支援しました!」「あと1週間で終了です!」など、一言で構わないので、あなたなりのひとことを添えていただけると、とても心強いです。ハッシュタグは、よければ#ぴあまっぷ #社会的孤立ゼロをつけていただけると嬉しいです。▼ステップ3(可能な範囲で):1人だけ、届けたい人に送ってみる「あの人にはきっと刺さりそうだな」と思う友人や同僚、ご家族に、このページのリンクを共有いただけませんか?目標と期間目標:300万円、残り38万円なので、、 「300シェア + 38件の一言応援」を目指します!開催期間:この記事公開から72時間ぴあまっぷは、「支援情報」だけでなく、「好き」や「ちょっと聞いて!」からつながる、体温のあるWebサービスを目指しています。ラスト1週間、どうかお力を貸してください。ご支援・シェア、そして周りの方へのご紹介を、心からお願いいたします。▶︎クラウドファンディングのページはこちらNPO法人ぼこでこ一般社団法人脳フェス実行委員会代表理事 小林純也 もっと見る
「好き」から始まる居場所づくり ― 支援団体の葛藤とぴあまっぷの挑戦
2025/12/05 18:001.「診断が出るまで、ずっとひとりだったんです。」池袋の難病カフェの、佐藤さんがぽつりと言いました。Zoom越しに聞いていた私は、その一言に胸をつかまれたまま、深く頷きました。「寄り添ってほしい人」ばかりじゃない「向き合う」「寄り添う」。支援の世界では、よく使われる言葉です。でも佐藤さんは、はっきり言いました。「私、自分の活動ではその言葉を使わないようにしているんです。」寄り添ってほしい人もいる。でも、「ずっと寄り添われること」を望んでいない人も、たくさんいる。障害のことを語る場よりも、「好きなマンガの話」「最近ハマってるカレーの作り方」そんな“なんでもいいテーマ”で集まりたい人もいる。障害当事者も、支援者も、家族も。立場を超えて一緒に笑える話題のなかで、「結果的に」インクルーシブな空気が育っていく。「2足歩行の人にはわからない」とこぼれた本音と、それでも「障害の話だけの場にはしたくない」という願い。その振れ幅の大きさに、居場所づくりの難しさと可能性が、ぎゅっと詰まっている気がしました。2.「やりたいこと」と「やれること」をどう両立させるか車いすでもあきらめない世界をつくるバリアフリーマップ「WheeLog」の代表・織田さんは、活動の理念と、運営を続けるための仕組みづくりについて、丁寧に教えてくれました。脳フェスにご来場いただいた織田さんと支援してほしい「個人」支援したい「団体」この2つをつなぐ役割を担いながら、すべてをオープンにしすぎるのではなく、「半分閉じた空間」の方が、安心してつながれたり、本音を出しやすかったりするのではないか、という視点。そして何より印象に残ったのは、「今のお金の多い少ないじゃない。将来も続いていく形にすることが大事。」という言葉でした。「みんなのため」が、みんなを苦しめるときやってはいけないのは、やることを広げすぎて、八方美人のサービスになること。「みんなにいいことをしたい」という想いに、全部応えようとして潰れてしまうこと。お金のために、自分たちの信念をねじ曲げてしまうこと。「お金でダメなことをしないこと。それが継続の秘訣。」この一言は、ぴあまっぷや脳フェス、ぼこでこの未来を考えるうえで、何度も自分に問い直すコンパスになると思っています。3.SNS時代、「患者会離れ」の現実ある希少疾患の患者会の代表は、何十年にもわたる活動経験のなかで、「患者会の会員離れが進んでいる」と話してくれました。X(旧Twitter)やTikTok、ショート動画。「速い情報」は、スマホさえあれば、誰でもすぐに手に入ります。検索すれば、最新の治療情報が出てくる。同じ病名の人の体験談が、ハッシュタグで簡単に見つかる。YouTubeで専門医の解説も見られる。そうなると、「患者会に入らなくても、情報は取れるから」という感覚になるのは、自然な流れかもしれません。でも、「速い情報」と「ゆっくり育つコミュニティ」は、本来、別物です。情報を消費するだけではなく、自分の物語を安心して語れる場所。誰かの物語を、途中からでも見守り続けられる場所。支援団体の役割は、情報のストックから、関係性のストックへと静かに変わりつつあるのだと思います。4.ぴあまっぷが目指す方向性こうした対話を重ねて見えてきた、ぴあまっぷの方向性。障害や悩みといったものがきっかけでつながるのではなく、それぞれの「好き」「ちょっと聞いて!」からつながり、そこからコミュニティができ、外出への扉を開けることができる。そんな「体温を感じるWebサービス」。アプリではなく、まずはアクセスしやすいWebサービスとして、閲覧は誰でもできる。でも、登録した人だけが参加できる。そして、病前から感じていた「好き」や「推し」をきっかけに、再び社会に出ていく一歩が、自然と踏み出したくなる。外出意欲が高まった時には、そこには支援団体やサービスと繋がれる仕組みがある。5.最後に:「支援団体の課題」は、私たち全員の課題だ、けど。これまでに、脳卒中や脊髄損傷などの脳・脊髄の病気、ALS・ALD・筋ジストロフィーなどの神経筋の難病、心疾患・腎疾患・糖尿病といった内部疾患、視覚障害、さらに、がんや睡眠障害など。本当にさまざまな病気や障害のある方たちに、お話を伺ってきました。病名も、年齢も、家族構成も、働き方も、全然違う。それでも、どの語りにも共通していたのは、「あのとき、たった1人で抱え込んでいた時間がいちばんつらかった」という記憶でした。ここまで書いてきた「障がい当事者支援団体の課題」は、支援団体だけの問題ではありません。いつか、自分や家族が当事者になるかもしれない未来。友人や同僚が、静かに助けを求めているかもしれない現在。そして、「見えない孤独」があちこちに積もり続けている社会。その全部に、密接につながっている課題です。だからこそ、、、なんていうアプローチは、しません。そんな辛い現実はあるけど、「お気に入りの野球チームの話で盛り上がれる」ような感覚で、ゆるやかにつながり、その「結果として」外に出たくなる意欲が高まる。そんな余白をたっぷり残した、「体温を感じるWebサービス」にしていきたい。20年前、退院直後で世界に一人ぼっちだと思っていたあのときの自分に、心から届けたいサービスを、今を生きている仲間たちと一緒に、これからも粘り強く、つくっていきます。もし共感をいただけたら、この記事を拡散していただけたら嬉しいです。NPO法人ぼこでこ代表理事小林純也 もっと見る
お勧めリターン:【RIKU∞BLUE × 脳フェスねぷたコラボ絵画】
2025/12/04 19:00皆様こんばんは。NPO法人ぼこでこ代表の小林です。いつもご支援いただき、ありがとうございます。ただいまの支援額はこちら本日は、ぴあまっぷのおすすめリターンをご紹介させていただきます!【RIKU∞BLUE × 脳フェスねぷたコラボ絵画】天然の藍と、ベルギー産のコンクリートを画材として、世界に一つの絵を描き続けているアーティスト、RIKU∞BLUEこと佐川陸さん。彼は、16歳で脳出血を発症し、寝たきり→車椅子となってから、病後はじめて県外に出た場所が脳卒中フェスティバルin名古屋でした。その会場で、来場者みんなで紙貼りして出来上がったのが、脳フェスねぷた。全高4m以上にもなるねぷたは、青森のねぷた祭りを駆け抜け、東京の会場で何度も灯りをともし、脳フェスのシンボルとして活躍してくれました。年月が経ち、最後は、ただ解体して捨てるのではなく、画材としてもう一度「命」を吹き込むことを選びました。その紙を受け取ってくれたのが、佐川陸さん。藍コンクリート×脳フェスねぷたの誕生です。ねぷたの記憶と、藍の深い世界観が溶け合い、一点ものの作品になりました。部屋に飾るだけでなく、みんなで作った祭りの記憶病気のあとに、もう一歩外へ出た勇気捨てずに活かし続けるという選択その全部をごと、そこに置いておけるアートです。ぜひストーリーも含めて受け取ってもらえたら嬉しいです。詳細は下記からご覧ください。▶︎作品一覧はこちら▶︎リターンはこちら もっと見る







脳フェス 2日間とも参加します! 応援してます。
あったら 絶対便利だと思います! 私も利用できるなら利用したいです~✨ 頑張ってください!応援してます!!
壁をぶち壊して下さい!応援してます!