続編『親子の絆』当時19歳でイタリアンレストランの店長を務めていた頃のお話です。幼い頃から料理経験がないはずの両親が持つプロ並みの知識と技術に疑問を抱き探った末に見つけたのが、隠されていた専門料理本でした。当時19歳の頃、両親の長年の想いが明らかになったのです。若い頃、両親は「二人で小さな個人の飲食店を開く」という夢を抱いていました。しかし、それぞれの家業を継ぐという責任から、その夢を諦めざるを得ない状況でした。特に父は、料理への強い興味から料理の専門学校への進学を望みましたが、「金銭的な理由」で両親から反対され、その道を閉ざされました。父は今でも、「あの時、親の反対を押し切ってでも料理の専門学校に行けばよかった」と料理への尽きぬ思いを口にします。この両親の諦めきれなかった想いを知り、私は一つの強い決意を固めました。「両親がやりたかったジャンルとは異なるかもしれないが、自分の独立と共に、必ず両親の夢も同時に叶える」当時22歳頃から、この想いが私の独立への更なる覚悟となり、今日に至るまでの原動力となっています。母方の祖母が個人の飲食店を営んでいた事もあり、飲食業はまさに私と家族のルーツな事が分かりました。現在、私の人生の選択を両親は心から喜び、全力で応援してくれています。両親の両方の祖母の介護費や生計費と母親が持病があるので、両親から金銭面のサポートは頼む事も難しく、頼みたいと思っていないのが現状です。両親は協力できる事はしたいとも言ってくれていますが、ご支援の方々のお力もお借りして、いけるところまで頑張りたいと思っています。今は、家族一丸となって、2026年5月12日の独立を目指し、準備を進めています。この独立は、単なる私自身のキャリアアップではなく、家族の夢と希望の塊だと思っています。母親も持病がある為いつまで生きれるか分からないので生きている間に家族でオープンを迎えたいと思っています。お客様には、料理やサービスを通じて、この熱い想いを感じて頂けるようなお店づくりを目指し頑張ります!






