スタッフ紹介
桑原三恵(くわばらみえ)
1948年、新潟市生まれ。1981年から東北電力巻原発(旧巻町)の建設反対運動に携わる。当時、同調圧力で反対の声を上げられなかった女性たちに折り鶴運動をすすめ、女性たちが声をあげる運動の先駆けとなった。1995年2月、町有地売却を審議する巻町町議会の開会に反対し、巻町役場前でハンガーストライキを決行、議会の開会を阻止した。その後住民投票が行われ、巻原発建設は取りやめとなる。2003年、夫・正史と共著で「巻原発 住民投票への軌跡」(七つ森書館)上梓。2006年体調を壊すも、2007年の新潟県中越沖地震発生後、新潟県技術委員会を傍聴、国と東電による地震後の原発のゆくえを注視。2009年「いのち・原発を考える新潟女性の会」立ち上げ、2011年福島第一原発事故を経て2020年まで、100回を超える学習会を開催。集会はコロナ禍中もオンラインにきりかえて継続。2021年、技術委員会に県民の声を届ける会、2023年原発カフェを開始。2024年2月、規制庁・規制委員会を監視する新潟の会立ち上げ。内閣府や規制庁、東京電力、県当局らに対し、話し合いで問題を探り、県民の声を届け、交渉することが自らのスタイル。最近はインスタグラム・noteをスタートし、若者世代への発信にも力を入れている。趣味は音楽。演歌もロックもクラシックも大好き。日がな一日、柏崎刈羽原発をどうするか考えている。
原飛鳥(はらあすか)
1976年、新潟市生まれ。会社員を経て、2019年ボンサイ・マムの屋号で無農薬盆栽のネット販売を始める。盆栽栽培を通じ、インスタグラム・ブログ・Youtubeで、「地域生態系の保護」「原発・化石燃料にたよらない暮らし」「地球環境に対する子供たちの探究心の養い方」を発信する。2024年、柏崎刈羽原発再稼働にかかる県民投票運動に携わり、YouTubeチャンネル「 柏崎刈羽原発に反対する会」をスタート。以来県内各地の市民団体の運動を取材し、紹介している。最近は市民団体向けに、SNSでの発信方法をレクチャーし、若者世代への発信力の強化に努めている。インスタグラムでも発信中。
原発再稼働を止めるために、私たちはこんなことをします!
①原発カフェ県内キャラバン
2025年5月開催の原発カフェ。
お茶とお菓子を楽しみながらも参加者は皆真剣。
2023年から店主くわばらみえにより、月1回オープンしてきた原発カフェ。2025年8月で開催15回目を迎えました。お店は原発に賛成の人にも、反対の人にも開かれた自由なトークの場として、新潟市内で開催されてきました。この原発カフェが県内各地にキャラバンを展開し、県民が原発について語りあう場を設けたいと思います。
②原発詩集の映像化・冊子作製
三恵の夫、桑原正史が詠む原発についての、散文のような詩集。中越沖地震後、2008年から書き溜めたもの。3.11後、加筆補正。2024年からの柏崎刈羽原発再稼働議論に伴い、再び再加筆したもの。東北電力新潟巻原発の反対運動に携わった正史が、柏崎刈羽原発再稼働に向けた政府・新潟県の非合理・矛盾を、満身のやるせなさと怒り、ときにユーモアを交えて語りかける。気軽に短文で原発のエッセンスを広く読める冊子を目指した。泣いたり笑ったり、「え?そうだったの!」と驚いたり、子や孫とぜひ読みたい一冊。正史本人の朗読による映像(プレ公開は桑原のインスタでも見れます)もあわせて作成する。
③「この人に会いたい」
2025年7~8月に行った企画「あすか&バーバラの突撃!原発再稼働〇✖インタビュー」(下記Youtube参照)に続き、新潟県各地のステキなあの人、この人、にお話をお聴きし、原発についての考えを語ってもらうインタビュー企画。前企画では、新潟県の柏崎刈羽原発再稼働問題に関する公聴会のやり方(※)に異議を唱え、広く街中の人々に原発の再稼働についてインタビューした。本企画では、語り手の人生にクローズアップし、その人の活動と、原発に対する自身の見解に至るまでの経緯を掘り下げた内容を目指す。Youtubeにて配信。
※新潟県によって2025年7~8月に行われた柏崎刈羽原発再稼働に関する公聴会では、非公開・選定委員による公述人の選定・団体枠からの推薦された公述人多数、といった非民主的な方法で県民の意見が取捨選択され、県知事は再稼働に向け「県民の広く意見を聞く」アリバイ作りを進めた。
④若者も原発について考えよう!集会(仮)開催
新潟県内外の10~20代の若者たちの橋渡し役として、集会を開催、交通費を補助する。2025年7~8月にかけて、オンライン集会やYoutube企画(下記Youtube参照)にて、環境問題や新潟水俣病問題に取り組む若者たちと出会うことができた。彼ら若者たちが一堂に会し、原発問題について語ってもらう場を設け、次世代が全国にネットワークを構築することを促す。
リターンについて
①柏崎刈羽原発に関する最新の情報・問題点・日々の活動報告・イベント情報をnoteやメールで配信いたします。(ご不要の方は申し出ていただければ、配信停止いたします。)
②桑原正史の原発詩集の冊子を提供。
「どうする? 原発」
いま
政府も 東京電力も
柏崎刈羽原発を 動かしたがっている
でも わたしたちは
いつまでも
原発に頼っていて いいのだろうか
原発は
地球に やさしいだろうか?
人間に やさしいだろうか?
わたしの
小さな 疑問の声を 聞いてほしい
そして 一緒に
考えてほしい
たとえ
あなたの答が どっちになるにしろ
(「原発詩集」より一部抜粋)
スケジュール
10月 若者たちの集会開催(予定)
10月 この人に会いたい、原発カフェを月一回のペースでスタートし、Youtube・インスタグラムで発信
10月下旬 クラウドファンディング終了
11月 原発詩集印刷完了、リターンの発送
最新の活動報告
もっと見る原発カフェキャラバン@上越開催しました!
2025/12/02 20:1511月30日、上越市高田城址公園オーレンプラザにて、「暮らしにつながる原発カフェ~屋内退避で大丈夫?」開催いたしました。ご参加の皆様、また現地スタッフとしてご尽力くださいました日浅智恵さん、山岸祐子さん、保育士のA様に、心より御礼申し上げます。はじめましてのお顏ぶれに手探りしつつも、フリートークでは新鮮な意見が飛び交い、桑原さんも原も、驚きつつ新しい視点をたくさんいただきました。前半、新潟県会議員馬場秀幸さんを交えて「12月新潟県議会の動向について」、知事判断とこれまでの知事な巧みな言葉の操りと変遷について解説いただきました。参加者の皆様からは、「政治家のが公約に違反した場合、その責任を追及する手立てはないのか」といった厳しい意見が出ました。後半「もし屋内退避、と指示があったらどうする?!」では、子育て世代のママたちから、最悪の事態になったときどんな備えをしているか、屋内退避の指示には従わず子供を連れて逃げる、子供たちと仲のいい友達を置いて逃げることに葛藤がある、との声が上がりました。また今回、「屋内退避」がメインテーマでありながら、フリートークでは「こういった集会を開くと、反対派しか集まらない。」「反対派の人は、若い世代からみると”思想強そう”というイメージがある」といった声が上りました。参加者の皆様が「今後の反対運動のあり方について、どのように展開していったらよいか」といった問題意識を持ち、模索していること、そしてまさに桑原さんと私も共有している問題点であるとわかりました。今回のカフェをご縁に、参加いただいた皆様と意見を交わしながら、今後も「再稼働を止める」道を模索してまいります。最後に「Farmer’s table冬の日」様のお菓子、パンプキンマフィンに舌鼓を打ちつつ、アンケートに記入いただいたご感想(一部抜粋)を掲載させていただきます。★「原発カフェ」をすると関心のある反対派の人しか集まらないと思う。解決したいが策が思い浮かばない。20代は強い主張をしない。「どちらでも良い」が多いイメージ。反対派を増やすなら、若者を取り込むとよい。★知事に声を届けることを続ける姿勢が大切。★どうやって伝えるかが大切。いろんな手立てを探しながら頑張ろう。★賛成の人たちも集めて意見交換したい。★反対運動はどうしても否定から入ってしまいますが、それが多くの人の拒否反応を生むのでは?肯定的な話題から入る方法を追求できないだろうか。★若い人の意見を聞けた。県議市議一般市民老若男女が同じテーブルで話せる機会は良かった。★保育があったのでじっくり聞けた。ママ友にこの会を伝えるのでまた上越でしてほしい。★専門的な話勉強になった。具体的な避難計画を立てたい。賛成派と交流するのが大事。どんなメッセージが伝わり易いか、考えていきたい。おまけ、高田城址。 もっと見る
この人に会いたい~向後秀子さんインタビュー
2025/11/29 15:30インタビュー企画「この人に会いたい」、お待たせしました!ながおか自然エネルギーの向後秀子さん、公開しました。向後さんは再生エネルギーの電力会社、グリーン・ピープルズ・パワー(GPP)の新潟代理店として、原発や化石燃料に依らないクリーンエネルギーの普及に務めるかたわら、小学生向けに、ソーラークッキングや小水力発電の出張授業を展開するなど、エネルギー問題の専門家として多角的な活動を展開されています。これまで、「脱原発を実現した未来はどんな世界なのか」「電源交付金なしに、豊かな街作りはできるのか」といった問題に、私たちは、明確な答えが用意できていませんでした。向後さんのインタビューで、その答えが見つかりました。ぜひ動画をご覧ください。 もっと見る
YouTubeインタビュー:この人に会いたい~吉田隆介さん公開
2025/11/19 13:16インタビュー企画「この人に会いたい」初回公開は、柏崎市在住、吉田隆介さんのお話となりました。吉田さんは、2001年の柏崎刈羽原発プルサーマル計画より反対運動に携わり、現在も柏崎刈羽原発運転差し止め訴訟原告、柏崎刈羽PAZ住民の会などで活動していらっしゃいます。6号機炉心から1.7キロにあるご自宅で暮らしながら、町内会長を10年間務められた吉田さんは、避難計画の矛盾をあげ「県や国の避難計画はすべて絵空事、いざとなったらわれわれPAZ地域住民は打ち捨てられる」と危惧されています。地域に住まい、町内会長として避難訓練を指揮してきた経験に基づくお話に、納得と大きな怒りがこみ上げてきます。再稼働の是非が問われているいま、原発立地地域に住まう吉田さんの声を全国にお届けします。視聴はこちらから↓ もっと見る






新潟県民の命と暮らしにかかわる重大な問題です。共に頑張りましょう!
全国に桑原さんの思いが伝わりますように!