2012年より始まったこのプロジェクトは、和傘の重要な役割を担う「ろくろ」と呼ばれる部品に使われる『エゴノキ』を持続可能なかたちで供給するために収穫、植樹、保護をする活動で、私たち岐阜和傘協会も実行委員会の一員として活動しています。
毎年11月のこの時期に全国各地から和傘関係者があつまり、地域の皆さん、森林のスペシャリストを養成する学校の先生や学生の皆さん、地元の林業関係者の皆さんがこのプロジェクトにボランティアで参加くださっています。
今年の作業は収穫、運搬、植栽でした。プロジェクト当日は快晴、風もなくとても暖かい小春日和のもとで作業することができました。
シカの防護柵内から切り出したエゴノキを運び出し、造材してトラックに積み込みます。
シカの防護柵内に和傘の一大産地である岐阜市加納地区にある小学校の子供たちが育ててくれたエゴノキの苗を植えました。
一本一本の苗木が和傘の一部となる日が来ることを楽しみに、今年も無事プロジェクトを終了することができました。参加くださった総勢60名のみなさま、本当にありがとうございました!!
和傘塾の生徒の皆さんにも来年度からエゴノキプロジェクトに参加してもらう予定です。和傘づくりはもちろん、原材料確保のためにどうしていったらよいかという問題にも取り組んでもらい、多面的に学んでいきます。



