一番被害の大きかった放課後デイサービスあゆむ2の事業所の修復工事も終了し、9月10日から子どもたちの受け入れを再開することができるようになりました。
発災直後は床を剥がしたこの事業所に書類をすべて集結させ、エアコンも効かず泥の残る床で修復作業を行っていましたが、見違えるようにきれいになりました。もちろんエアコンも復活です。
(発災直後)
また、台所のシンクがカウンターを越えて流されていたこちらの部屋も無事新しいシンクと冷蔵庫が設置されました。
(発災直後)
↓
(修復後)
事務スペースはこれから必要なものをそろえていきます。
(発災直後)
↓
(修復後)
環境が変わることが苦手な利用者さんもいるため、子どもたちの反応が少し心配でしたが、特に混乱することもなく、みんな落ちついて楽しんで過ごしています。
今まで経験したことのない大きな災害で乗り越えられるか不安でしたが、無事元の事業所で再開することができました。これもひとえに皆様の温かいご支援のおかげだと感謝の気持ちでいっぱいです。
被災から2か月以上が経ち、今まで気づかなかった被害や後回しになっていた箇所、新たな課題も見えてきました。
ほかの事業所に比べて被害が小さかったため、後回しになっていた「障害者生活介護事業所あゆむ苑」は最近になって床上浸水50cmと認められ、崩れてしまった玄関の土壁は修繕をすることになりました。風呂場の排水部分も修復が必要になったと同時に、自宅の被災によりお風呂に入れなくなった肢体不自由児を新たに受け入れるため、バスタブ等の工事もすることとなりました。
あゆむ2で浸水したテレビは被災直後映っていましたが、最近になって壊れてしまい、新たに購入することとなりました。
このように、まだまだ乗り越えることはたくさんありますが、支えてくれる方、応援してくれる方がたくさんいることにも気づきました。利用者さんたちが安心して過ごせるよう、元気で明るい笑い声が絶えない場所を守れるよう、みんなで助け合って努めていこうと思います。