
short film「もしかして我愛你」▼ プレイリスト
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さて、昨日の続き・・いきまっしょーい!!!
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〈出会い〉2014年 湊33歳・雫23歳~湊の話~②
・・・着いた。
儀式1の、「歩いてつみき書店に行く」は、完了。
ここからが重要だ。
この、がたつく木枠のガラス戸を開けて中に入れば、空気が変わる。
きっと、何度も何度も、新刊のポスターや地域活動のチラシなんかを貼ってきたにも関わらず、テープのあと一つ残していない、丁寧なガラス戸。
そこは、春の陽気など一切、映さない。
ほんのり透けて見える、数々の本に、薄っすらと小汚い男を被せて見せてくれる。
そう、現実とはこういうものだと、教えてくれるのだ。
佇まいを整え中に入れば、まるで神社仏閣のような空気が漂う。
ある種のカビ臭さのようでもあり、積み重なった清潔感と呼べるような感覚でもあり、その日の温度を飛び越えた冷静さを、常に肌へ与えてくれる。
儀式2の、「本の前に立つ」へ、集中が高まっていく。
もう、意識は小汚い男を超越する。見据えるものは、町田康の新刊だけだ。
・・・あれ?誰か居る。
おかしい。
いや、それは町田さんやつみき書店に対して、失礼かもしれないけれど。
町田さんは、必ず新刊が平積みにされる作家、という訳ではないし。
つみき書店の方も。
駅前でも閑静な住宅街でもなく、例えばふらふらと散歩をしていて、うっかり書店の前を通ったとしても、もう一度そこへ行こうとしたらもう場所が分からなくなっている、といった。
そんな、昔はよくあった、どうやって成立しているんだろう?という書店の代表格ともいうべき存在だ。
ここへ、わざわざ本を買いに来る人は、ほとんど居ない。
しかも。。。
どう考えても、町田康の新刊の前に、立っている。
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・・つづく・・・。
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税理士シンガーソングライター【ゆしん】
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- short film「もしかして我愛你」プレイリスト
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《全5作品!》
① - バレンタイン編 -
② - 四人の夏休み編 -
③ - 優衣とのぞみ編 -
④ - 悠真と晴人編 -
⑤ - 五人のヒッチハイク編 -





