
そんなこんなで・・・。
出会いの日の朝、雫さんの視点のお話は、ここまでです☆
まぁ、、雫からは、湊に対する認識・・なさそうなので・・・「出会い」にはまだ、至ってない気もするけれど・・(笑)
さて、いってみましょー!!!
↓
〈出会い〉2014年 湊33歳・雫23歳~雫の話~⑥
軽く会釈をして、サンをまたぐ。
奥の、会計用カウンター前に、新刊コーナーがある。
ゆっくり・・ゆっくり歩こう。
いつもの、多分、ある程度の年代を経る事で手に入る、神社のような匂いを、しっかりと胸に含んで。
あぁ・・あぁ・・・。
ある!
そこに・・・ある!!!
でも、ゆっくり・・ゆっくり歩かないと・・・。
「大切なもの」は、大切に手に入れなくては・・。
あぁ・・・でも・・・あぁ!!!
こん・・・なに・・・いっぱい・・・積まれている・・・。
「私にとって大切な町田康の新刊」が、こんなにも・・たくさん・・・。
重い。
見た目の大きさより、どう考えても重い・・・ような気がする。
たった一冊で、こんな重量になるのだろうか・・。
いや、これは私の緊張のせいなのかもしれない。
手が震えて、落としてしまいそう・・だ・・。
あぁ・・・あぁ・・・抱きしめた感触も・・・こんなに・・肉厚な感覚なんだ・・・。
ゆっくり・・・ゆっくり・・・息をしなくては・・・。
荒い二酸化炭素で、汚したくはない・・。
ゆっくり・・・ゆっくり・・・。
あぁ・・・。
今、私は・・・「私にとって大切な町田康の新刊」を・・胸に抱いている・・・。
「あの・・・これ・・・」
「・・・はーい・・・」
カウンターの奥から、声が聞こえる。
ナツキさんは、いつも余計なことは何も言わない。
「大切」を邪魔しないようにしているのかな・・と、思う・・。
「・・・・・円です・・・。ありがとうございます。」
あぁ・・・・もう・・・・。
外の世界は、十時二分前とは・・・まったく違うものになっている!!!!
やった・・・・。
あぁ・・・。
「私にとって大切な町田康の新刊」を手に。
私は今、歩いている・・・・。
↑
・・つづく・・・。
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税理士シンガーソングライター【ゆしん】
◆ マンスリーライブ「ゆしんの夜」(第一 木曜日)
◆ マンスリーラジオ「やまかしたろか?ラジオ」(第四 日曜日)
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short film 「もしかして我愛你」《全5作品!》
① - バレンタイン編 -
② - 四人の夏休み編 -
③ - 優衣とのぞみ編 -
④ - 悠真と晴人編 -
⑤ - 五人のヒッチハイク編 -





