3月11日がやってきます。東日本大震災から15年です。
あの日の午後2時46分。あの日から続く想いを、今できることに変えて。 私はかつて、阪神・淡路大震災復興支援館(フェニックスプラザ)に勤務していました。阪神・淡路大震災、そして東日本大震災。先日開催した防災イベント「みんなでまなぼうさい」で、私は未来を担う子供たちから、大切な「命の守り方」を教わりました。
「おばあちゃんに作ってあげたい」
被災地で使うための「段ボール・フラミンゴ・スタンド」を一生懸命に作る子供たち。 「これ、おばあちゃんに作ってあげたい」 その真っ直ぐな言葉に胸が熱くなりました。
わずか1分間で53分間のウォーキングに匹敵する効果がある「ダイナミック・フラミンゴ体操」。 この体操を支えるフラミンゴ・スタンドを、2歳の子どもさんからお年寄りの方までが一緒になって作る。そこには、世代を超えて命を想い合う、温かな光景があります。
段ボールは「命を守り、心を豊かにするもの」
段ボールは、単なる梱包材ではありません。 災害時には、冷たい床から命を守り、プライバシーを守る。そして何より、自分らしくデコレーションすることで、沈みがちな心を明るく彩る「希望の道具」にもなれるのです。
「自分だけのスタンド」が灯す希望
避難所という過酷な場所でも、自分らしく過ごしてほしい。 好きなシールや絵で「マイ・スタンド」をデコレーションし、夢中で作業する子供たちの瞳は輝いていました。
たとえ非常時であっても、何かに没頭し、心を彩る時間を持つこと。 そのひとときが、沈みがちな心をどれほど明るく照らしてくれることか。「デコレーションする喜び」が、非常時の不安を和らげ、前を向く力になると確信しました。
15年目の誓い
15年という月日は、ある人にとっては区切りであり、ある人にとっては今も続く日常の延長線上にあります。私には大きなインフラを直す力はありません。 けれど、子供たちの純粋な優しさに寄り添い、体と心を支えるお手伝いを続けていきたい。「ストーリー311」が震災の記憶を漫画で残し続けるように。
あの日から続く想いを、ただの悲しみで終わらせるのではなく、「今できること」という力に変えて。私はこれからも、目の前のお一人おひとりに寄り添い、地道に歩んでまいります。「フラミンゴ・スタンド」を通して、明日への希望を形にし続けられるように…
3月11日、すべての被災地に穏やかな春が訪れるよう、静かに祈りを捧げます。
ダイナミック・フラミンゴ体操をひろめ隊 隊長



