「ららふる」が発足するきっかけの1つは、メンバーが目にしたあるニュース記事です。
2015年9月、日本の人口に占める65歳以上の高齢者の割合が、過去最高の26.7%になったということ(※総務省調べ)。
4人に1人が高齢者・・・世界保健機構では高齢者の割合が21%を超えた社会は、「超高齢化社会」とされています。
厚生労働省の2018年7月の簡易生命表概況によると、日本における男性の平均寿命は81.09歳、女性は87.26歳です。医療の発達などにより、日本は世界でも名だたる長寿国です。
ところがここで問題視されているのが「健康寿命」。
「健康寿命」とは、健康上の問題がなく、日常生活が制限されることなく送れる期間をさします。2016年時点では男性・女性ともに10年前後、平均寿命より健康寿命が短いというデータがあります。10年前後、何らかの介護が必要となる生活を送らざるを得ない実態があるということです。
ららふるを発足したメンバーには、両親が団塊世代、もしくはそれ以上の世代にあたるという人もおり、健康に支障なく暮らしている人もいれば、足腰に不安を覚え出している人もいます。
まさに身近な社会問題。おのずと「健康寿命」を延ばすために身体機能の維持・向上がテーマとなりました。