ららふるのブランド担当、宮城のインタビューを木曜までシリーズにてお届けしていきます。第2回は「観察」から商品アイデアを構想する手法に至った経緯についてです。
Q:シニアの方々のお宅に訪問して観察から商品を作ったのはなぜ?
宮城:プロジェクトメンバーが「インクルーシブデザイン」の外部講座を受講してき
て、その手法を学んできたのが始まりです。「インクルーシブデザイン」というのは、それまでデザインの主流からは外されてきた高齢者、障がい者の方々など多様な層を、デザインプロセスの上流から巻き込んでいく手法で、結果として多くの方々に訴求できるようなデザインを生み出していくというものです。
そこで大切なのは、実際に観察させていただき、発見からデザインを生み出していくプロセスです。
私たちも実際に高齢者の方々の生活空間や生活リズム、身体状態、エクササイズをするにあたっての懸念点や想いなどを観察から学ぶ必要があると感じました。
Q:実際に訪問した先は?
宮城:当プロジェクトを監修いただいている日本福祉大学の荒深先生のご紹介で、高齢者向けの福祉施設に訪問させていただいたこともあります。あとは自社で運営しているモニター会員様でも70代の方もいらっしゃったり、またそのお母様で80代の方々もいらっしゃるので、既存のエクササイズ器具や試作品を持って、ご自宅にお伺いしました。
③に続きます(8月14日正午頃配信予定)。