支援する側からすると、「これを書くのを支援してほしい」ということがハッキリしている方が共感しやすい、という声が何名かの方からありました。
作家単位より、「この作品」というのが分かった方が気持ちが乗りやすい、というのは全くその通りです。
そうしたいのは山々ですが、原稿の完成予定が秋なので、そう出来ませんでした。
今回のプロジェクトの趣旨を改めて整理します。
1)秋までに長編作品を完成させたい。その執筆支援をCAMPFIREで求めたい。
2)この目標のために浦河でレジデンスをする(浦河で下準備を行う)。
3)それにも滞在費がかかるので、ファンドの目標額はそこに定めた。
→滞在自体が実験的な企画でもある。
4)ファンドへのリターンとして、短編を書く。電書も作る。
5)しかしあくまでもファンドの目的は長編である。
小説家なら「滞在中に一本」というのは可能かもしれませんが、ノンフィクションは滞在期間中だけでは書けません。もちろん原稿の材料が一通り揃っていて「後は書くだけ」の状態なら話は違ってきますが、今回の話は11月末に急に降って湧いた話でした。準備期間が足りず、完成にはいたりません。
本命の長編は今秋完成予定ですが、滞在中に短編は1本書き上げます(こちらは材料がほぼ揃っています)。この短編と電書をリターンにします。
また達成額が目標金額を超えた場合、長編執筆に必要な韓国と山梨の取材費に廻ります。韓国は6月に行く予定でいます。