丘の上の惣菜屋さん「やまわけキッチン」ができる泉北ニュータウンも、
今日は台風の影響で、昼間はとても湿度が高くて、暑かったです。
夕方には、暴風警報が出たり、大雨警報が出たりと・・・
何事もなく過ぎ行くことを祈っております。
団地の空き室を活用して、惣菜屋さんを作るという話が盛り上がるまで、
近所に惣菜屋さんがあったらいいなと思いながら、
後押しするものがありませんでした。
そこで、昨年度、団地住人さんのニーズを把握するため、
武庫川女子大学大学院の学生さん・私たち・大阪府住宅供給公社のさん車で
アンケート調査を実施しました。
アンケートの配布は、799戸、うち31%(249戸)から返答をいただくことが
できました。
その中で、特に、聞きたかったのが、
地域で実施されている地域住民が自ら行う活動・事業に対する
あなたにとっての満足度と重要度についてです。
満足度の回答数から重要度の回答数との差が大きく出た回答の順番です。
(すなわち、重要だと思っているけど、満足できていない順番です)
1位が、防災活動。
そして、2位が通院など移動の支援活動
そして、3位が、日常的に必要な物の買い物の支援
そして、4位が、子どもの居場所づくり
という結果でした。
こういった結果を元に、住人さん対象に
「アンケート結果速報」の集まる場を作り、
意見交換の場を持ちました。
やっぱり、みなさんの一番の関心事は防災ですが、
全世代にとって、日常的に必要な物の買い物の支援の場
というのは必要ではないのかなと思った時に、
やっぱり総菜屋さんだなと思いました。
今も、
「豆腐や厚揚げが欲しい」
とか、
「牛乳とパンが欲しい」
などの声も上がってきています。
働く若い世代からは、
「惣菜は本当にありがたい!」
とも言われており、いろんな住人さんの声には
極力答えていきたいと思っています。
そして、声を聞き、一緒に、必要な場所を作っていくことで、
日常的に、「こんにちは」と言える関係性が生まれ、
そういった関係性を持った人がたくさんいる街こそ、
非日常な災害などが起こった緊急時にも、お互いが助け合える強い街に
なるのではないかなと思っています。
非日常のために、日常を積み上げる。
そういう場にやまわけキッチンも一躍を担えればと
思っています。
台風の風の音を聞きながら、ちょっとマジメな話でした。