
西田千太郎旧居保存活動へのクラウドファンディングにご協力いただいた全国の皆さま、こんにちは。プロジェクト終了後の動きについてご報告いたします。
クラウドファンディング終了から2日後の4月22日、松江市文化財保護委員会の委員の先生方および松江市文化財課の皆さま(計5名)を西田旧居にお迎えしました。
現地調査の中で先生方からは、「江戸時代から明治にかけての典型的な足軽屋敷の遺構であり、築157年を経ても大きな改築がなく保存されている点は極めて貴重である」との評価をいただきました。西田千太郎の旧居という歴史的背景はもちろん、建築物そのものの文化財的価値も非常に大きいとのことです。松江城近くにある小泉八雲旧居(武家屋敷)とも対比できる、松江の歴史を語る上で欠かせない場所であると再認識いたしました。
一方で、建物の老朽化という厳しい現実も浮き彫りになりました。雨漏り防止のための屋根瓦補修を急ぐ必要がありますが、その前に北西側にわずかに傾いた柱の耐震補強をどう進めるかなど、解決すべき課題は山積みです。
「文化財保護や観光振興の観点から、行政が支援すべきではないか」という声もいただきます。しかし、私たちはこの西田旧居を、地域の皆さまや全国から訪れる方々が気楽に集える「憩いの場」にしたいと考えています。あえて民間の力でどこまでできるか。この場所に集う一人ひとりの想いで再生させていくことこそが、西田千太郎の精神にも通じるのではないかと自負しております。
ゴールデンウィーク明けには、具体的な補修工事の計画案と工期スケジュールをご報告できる見込みです。これからも、支援してくださった皆さまへ目に見える形で状況をお伝えしてまいります。
補修が完了し、皆さまを安全にお迎えできる日が来ましたら、ぜひ松江へお越しください。今後とも、温かい見守りをよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人まちなかプラン
理事長 今岡克己



