
今回は、これまであまり詳しくお話ししてこなかった
靴下の製造メーカーへのオファーの話についてお伝えします。
ダウン症専用靴下の構想が固まったとき、まず取り組んだのは、
一緒に開発してくださる靴下の製造メーカーを探すことでした。
しかし、ここが最初の大きな壁でした。
これまでに、30社以上の靴下製造メーカー様にご相談させていただきました。
電話やメールで企画をお伝えし、話を聞いていただく機会もありました。
ただ、その多くのメーカー様からいただいたのは、次のようなお返事でした。
「子どもの小さい足に機能を付け加えるのは難しい」
「大人の靴下は足の長さがあるので機能を入れやすいが、子ども用は設計がかなり厳しい」
「そこまで小さいサイズに機能を入れるのは現実的ではない」
「そもそも小さい高機能靴下を編める設備がないし、国内にもないと思う」
つまり、
“あんな小さい足に機能はつけられない”
というのが、率直なご意見でした。
確かに、大人の高機能靴下は多くあります。
足の長さがある分、着圧の配置や構造を作り込みやすいからです。
一方で、子どもの足はとても小さい。
その限られた面積の中で、足首や踵を支える構造を作ることは、想像以上に難しい課題でした。
それでも、「できない」で終わらせたくありませんでした。
ダウン症の子どもたちの足を、日常の中で支える選択肢をつくりたい。
その思いで、断られても次の製造メーカーへ、また次のメーカーへと、相談を続けていきました。
このプロジェクトは、決して最初から順調だったわけではありません。
何度も壁にぶつかりながら、少しずつ前に進んできました。
皆さまの応援が、大きな力になっています。
引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。



