
こんばんは。au Design projectチームです。
本日は、NISHIKIGOIとICHIMATSUに共通するCMF(カラー・素材・仕上げ)へのこだわりについてご紹介します。
まず、ベースカラーの赤や黒について。
実際のINFOBAR本体に限りなく近い質感と色彩を実現するため、電鍍(電気メッキ)や酸化処理のパラメータを細かく調整し、さらにマットな質感を引き出すための研磨やサンドブラストの配合比率を何度も検証しました。
数か月にわたり十数回の試作を重ね、ようやく現在の仕上がりに辿り着きました。
続いて、NISHIKIGOI模様およびICHIMATSU模様についてです。
これらの模様は機械による再現が難しく、画像の通り、すべて手作業で色入れを行います。リングは円形で、模様を施すマス目の深さはわずか0.1〜0.2mmほど。さらに、各マスごとに異なる色を使用し、塗料は乾燥前は液体の状態です。
こうした複数の条件が重なることで、塗料を均一に流し込み、リングと一体化させる工程は、現時点の技術では機械化が困難です。そのため、熟練した職人の手によって、ひとつひとつ丁寧に仕上げていきます。
こうした試行錯誤の積み重ねによって生まれる美しい仕上がりを、ぜひ早く皆さまに直接お確かめいただきたいと思います。
今夜もとても寒いですね。どうぞ暖かくしてお過ごしください。
au Design projectチームより
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