子どもたちは何時ころきますか?
時々いただく質問ですが、あまり決まっていません。
もちろん、大勢の子供が一度にやってくる時間は放課後~夕方チャイムまで。
という決まった流れはあります。
彼らは5~6人で一度にやってきたり、店で待ち合わせをしてグループになったりして、
店でゲームをしたり、一緒にYouTubeを見たり、宿題をしたりしていきます。
お金を払わなくてもコーラやプリン、ラーメンなどが食べられる。
騒いでもうるさく言われないし、Wi-Fiも充電器も使える。
夏休み中など連日の大騒ぎでした(笑)
お盆あたりに「笑顔チケット」が底をついてしまい、店から少しの枚数を貼っておくようになってからは、すぐにチケットが無くなってしまうので団体で来る子どもたちはあまり来なくなっていきました。
とりあえず店に入ってチケットを確認し、
「チケット無いよ~」と外で待つ友達と、そのまま帰っていく子たちも少なくありません。
しかし放課後の時間に関係なく、遅い時間にやってくる子供たちも開店当初からいて、その子たちの多くは店に入ってチケットがなくても、無料で飲める麦茶を飲みながらしばらく店で遊んでいったりします。
動画を見たり、折り紙をしたり、私が忙しくなければオセロの相手をさせられたり…
アートバルーンがあります。
ある中学生が「得意だからみんなに教えてあげたいんだ」と言っていたのを受けて、常に店に在るようにしておこうと定期的に仕入れているものです。
いつも塾が終わってから寄っているのか、割と遅めの19時半とか20時くらいにやってくる子がいます。
以前、弟さんと一緒に来たり、友達と二人できたこともありましたが、基本的には一人で来ることが多い。
そのくらいの時間ではチケットが余っていることが最近はほとんどなく、麦茶を飲みながらYouTubeをしばらく見ていたので、テイクアウト用に外で炭火で焼いて売っていたスペアリブの残りを一本「食べてみる?」と聞き、あげました。
「美味しい!」
普段はあまり感情が外に出ることの少ない子ですが、素敵な笑顔でそう言ってくれて、食べ終わると「風船作ってもいいですか?」と聞いてきます。
「うちに置いてあるものは別に許可なく自由に使っていいよ。」というと、やけにしっぽが長くなってしまった犬のバルーンが完成。
「しっぽ長すぎちゃった…」
と言ってちょっと笑っていたのですが、数分後には「これ!」と。
見てみると長かったしっぽを途中で縛り、その先を切ってちょうどいい長さに整えています。
「すごい!そんな技持ってるんだ!?」
少しだけ自慢そうな顔になって、しばらく話した後に「また来る」と言って帰っていきました。
少しでも、あの子や、息が詰まる思いをしているかもしれない子たち、親御さんたちがホッと息をついて行ける場所になれているのなら、やはり絶対に店を閉めたくはない…。
改めて、皆さんのご協力を、心からよろしくお願いいたします。
一日一人でも、お知り合いの方にお声掛けしていただけますよう、お願い申し上げます。






