医療が届かない場所へ、希望をつなぐ。義肢装具士の未来を守る挑戦。

医療が届かない場所へ、希望を届けたい。「100年先の医療を守る」という想いのもと、学生・学校・現場をつなぐ仕組み「ジョブハッピー」で、誰一人取り残されない未来をつくります。2025年11月の日本義肢装具学会への出展をきっかけに、全国へ広げていきます。あなたの一歩が、子どもたちの未来を動かします。

現在の支援総額

38,000

7%

目標金額は500,000円

支援者数

15

募集終了まで残り

13

医療が届かない場所へ、希望をつなぐ。義肢装具士の未来を守る挑戦。

現在の支援総額

38,000

7%達成

あと 13

目標金額500,000

支援者数15

医療が届かない場所へ、希望を届けたい。「100年先の医療を守る」という想いのもと、学生・学校・現場をつなぐ仕組み「ジョブハッピー」で、誰一人取り残されない未来をつくります。2025年11月の日本義肢装具学会への出展をきっかけに、全国へ広げていきます。あなたの一歩が、子どもたちの未来を動かします。

💬 はじめに

義足をつけた小さな少年が、一歩を踏み出そうとしていました。
その表情は、期待よりも不安の方が大きく見えました。

私は義肢装具士として、これまで
義足を諦めざるを得ない患者様」の姿を何度も見てきました。

ある地域では、小さな少年も、おばあちゃんも、
義肢装具士のいるリハビリ施設まで 片道3〜4時間 かけて通っています。
しかし、通う負担に耐えきれず──
やがて義足を諦めてしまう方もいます。

なぜ、関東近郊でさえ、こんなことが起きてしまうのか?

実はその背景には、
義肢装具士そのものが地域に“足りていない”という、深刻な人材不足があります。

では、なぜ人材が足りないのか?

その人材不足は、
“学生時代の情報不足” と “早期離職” が積み重なった、
医療現場の構造的な課題によって生まれています。

① 人が育たない: 深刻なミスマッチと早期離職
“人を助けたい”という夢を抱いて医療の道に進んだ若者が、
情報不足と孤立の中で、たった3年で志を諦めてしまう。
厚生労働省の統計によると、医療・福祉分野全体で3年以内に
約半数(高校卒49.2%・大学卒40.8%※)が離職しています。

─この現実は、個人の努力では解決できない「構造的な課題」です。

(※出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」業種別集)

② お金が届かない: 流出する医療費の構造
日本の年間医療費は約45兆円。
その一部は、人材紹介料など ”現場に還元されない費用” として流出しています。

とくに、医師や看護師には制度的な支援が届きやすい一方で、
義肢装具士や歯科技工士のような周辺技術職には、ほとんど資金が届きません。

こうした構造的なロスを減らし、医療現場に 信頼と資金を循環させる仕組み が必要です。

③ 医療が届かない: 地域医療の崩壊
人が育たず、定着しない結果、
地方では病院の閉鎖や診療縮小が進み、
義足を諦めざるを得ない地域 が生まれています。

このままでは、社会保障制度そのものが持たない。
その危機感から、私は義肢装具士の現場から、
人材の採用・定着の仕組み」そのものを 社会インフラとして再設計する挑戦 を始めました。

それが、タイトルに掲げた
「医療が届かない場所へ、希望をつなぐ。義肢装具士の未来を守る挑戦。」
―その想いです。

そして今、この仕組みを本格的に動かすための 「最終準備段」 に入っています。
2025年11月の第41回日本義肢装具学会への出展とあわせて、
来春からの正式運用に必要な開発と学校連携を一気に進めるため、
今回のクラウドファンディングに挑戦しています。

この数か月が、医療の未来と、
義肢装具士をはじめとする現場の希望をつなぐ時間になります。

現場の声を形にし、次の世代へつなぐためには、
開発・普及・学校連携のための資金がどうしても必要です。
私たちはこれまで、自力で開発と現場交渉を続けてきました。

けれど、ここから先に進むには、
仲間の力と、共に支える資金の後押しが欠かせません。

このクラウドファンディングは、
その第一歩を共に踏み出すための挑戦です。

👤 自己紹介

こんにちは。「ジョブハッピー」を運営する武内佑介です。
私は義肢装具士として医療現場に携わりながら、
事業責任者として複数のプロジェクトに取り組んできました。

新卒でインターネット広告代理店の株式会社オプトに入社し、
Yahoo!不動産新築マンション領域の立ち上げに参画。
その後、義肢装具士としての道を志し、養成校を卒業しました。

義肢装具会社では採寸・製作に従事しながら、
新製品「ジュエット(胸腰椎装具硬性)」の開発にも携わりました。

学生の迷い、新社会人の苦悩、採用の現場―
そのすべてを見てきたからこそ、
現場と教育のあいだにある”構造的な空白(退学・孤立・ミスマッチ等)”を、
いつか仕組みで解決したいと考えるようになりました。

義肢装具士は、医療の現場と制度の狭間に立つ職業です。
だからこそ、
“現場のリアル” と “制度の限界” の両方を、日々痛感してきました。

関東近郊でさえ、病棟閉鎖や診療縮小により人手が足りず、
義足を諦めざるを得ない患者様を何度も見てきました。

また、エピテーゼの現場で歯科技工士の方々と連携する中で、
歯科技工士領域でも同じように、
“人の尊厳を支える技術職なのに、人材が育たない構造的課題”
があることを深く実感しました。

義肢装具士と歯科技工士。
領域は違っても、どちらも患者様の人生を支える重要な専門職です。
そして、どちらも“医療の中の空白領域”に取り残されています。

(※エピテーゼ:失われた体の一部(顔、耳、乳房など)を補うための、取り外し可能な人工ボディ)

「医療が届かない地域を、なくしたい」。
この想いが、ジョブハッピーを立ち上げた原点です。

🩺 プロジェクト立ち上げの背景

このプロジェクトの第一段階は、
新卒入職後3年以内の離職を減らすこと。

新卒入職後3年目以降は給与や制度などの課題が影響しますが、
3年以内の離職の主因は”情報不足”です。
私たちは、この課題を構造的ごと変える仕組みで解決しようとしています。

専門学校時代、授業や実習、落第がかかった試験に追われながら、
十分な情報がないまま就職先を決めてしまう友人を何人も見てきました。
その結果、入職後にミスマッチが起こり、
医療の夢を諦めてしまう仲間もいました。

母校の卒業生を追跡したところ、
新卒の約41%(n=51)が3年以内に離職しているという事実も判明しました(当社調査・2022年)。

一方で現場では、
「求人を出しても応募が来ないため、募集自体を諦めてしまう」事業所が増えています。
そして学生側では、
「十分な情報が得られないまま、短期間で“とりあえず”就職先を決めてしまう」
という状況が続いています。

学生と現場のあいだには、
情報不足・孤立・誤解・ミスマッチが積み重なる“構造的な空白” が存在します。

ジョブハッピーはこの空白を埋め、
教育と医療の現場をつなぎ、若手が安心して定着できる仕組みとして実装していきます。

🌍 このプロジェクトで実現したいこと

私たちが目指すのは、
「医療の未来を支える若者が、安心して“選び”、安心して“続けられる”社会」です。

ジョブハッピーは、
「学生 → 新社会人 → 医療現場」の流れの中にある
“情報不足・孤立・ミスマッチ”という構造問題を、
2つのステージで解決する取り組みです。

🟩 ステージ①:就職前支援 
— 情報不足をなくし、ミスマッチを防ぐ

医療系の学生は、授業・実習・試験に追われ、
就職を深く考える時間が足りません。
その結果、十分な情報がないまま“とりあえず就職”し、
ミスマッチが生まれています。

ジョブハッピーは、
就職活動に必要なすべての機能を一つにまとめたインフラを提供します。
・求人検索
・施設見学依頼
・履歴書作成
・企業とのやり取り

授業や実習の合間でも、迷わず就活を進められます。

さらにオフラインでは、
・全国の養成校で、1年生からの無償キャリア講義
・卒業前後の伴走サポート(メンター制度)
を通じて、
“納得して選べる力” を育てていきます。

🟦 ステージ②:就職後支援 
— 安心して続けられる仕組みをつくる

本当の離職の多くは、入職後に起こります。
新人が孤立し、相談できず、不安の中で辞めてしまうからです。

ジョブハッピーは、
「安心して辞めても、また挑戦できる社会」 を目指します。

・メンター制度で卒業後も継続的に伴走
・不安や悩みの相談支援
・新しい挑戦を支える“再挑戦サポート”

学生時代からつながってきた存在が、
社会に出てからも寄り添い続ける仕組みです。

🟧 事業所への支援 — 若手を迎えやすい“低コスト・安心設計”

学生と新社会人を支えるには、
受け入れる現場側も安心できる環境が必要です。

そのため、ジョブハッピーは事業所向けに、
使いやすく、続けやすい採用モデルを構築しました。

  • ・掲載料・手数料は完全無料
    ・成果報酬(新卒 2万円/中途 4万円)
    ・採用後1ヶ月以内の離職は返金制度
    ・採用活動を一元管理できるダッシュボード

低コスト・低リスクで若手を迎えられることで、
定着の土台が整っていきます。

🚀 2つのサイクルで未来を変える

1.就職前支援
情報不足をなくし、ミスマッチを防ぐ。
(求人票DX × キャリア教育 × 伴走支援)

2.就職後支援
安心して続けられる社会へ。
(メンター制度 × 再挑戦サポート × 返金制度)

この“前後の循環”をつくることが、
若手が安心して働き続けられる医療の未来につながります。

🌱 ジョブハッピーが実現する未来

学生 → 新社会人 → 事業所 → 学校。
この循環が回ることで、
医療の担い手が安心して育ち、安心して続けられる社会が生まれます。

ジョブハッピーは、その循環を支える
“次世代の医療人材インフラ” をつくる挑戦です。

🚀 現在の準備状況

ジョブハッピーは、義肢装具士の求人票を全国で発行している事業所のうち
64%で導入が進んでいる、全国トップクラスのサービス へと成長してきました。

紙で届いていた求人票がオンライン化され、
学生・学校・医療現場がつながりやすくなる“新しい当たり前”が広がりつつあります。

そして今、来春の全国展開に向けて、準備が最終段階に入りました。

🏫 ① 全国学会での正式デビュー

2025年11月、日本最大規模の義肢装具士の学会で公式出展を行いました。
全国の学校・医療現場と対話し、
「こういう仕組みを待っていた」という声をたくさんいただきました。

→ この学会から、全国へ一気に広がり始めています。

🩺 ② 掲載事業所の拡大

現在、全国の義肢装具士事業所の 64% がジョブハッピーに参加。
年明けに向けて、より多くの事業所から
「学生に求人を届けたい」「若手を支えたい」という声が届いています。

→ これまで諦めていた“新卒の募集”に再び挑戦する企業も増えています。

💻 ③ 使いやすさの向上

学生・学校・医療現場が、より安心して利用できるように
操作のしやすさや見やすさの改善 を続けています。

難しいIT用語は使いませんが、
目的はただひとつ。

→ 「迷わず使える。安心して任せられる。」
  そう思っていただける仕組みにすることです。

👥 ④ 医療・教育・ITの専門家が応援

医療の先生方、養成校の教職員、現場の技術者、
そして教育の専門家がジョブハッピーの理念に共感し、力を貸してくれています。

特に、
Aoba-BBT元副社長・伊藤泰史先生 が特別応援として参画。
「教育の力で社会を変える」という思想から、強力な後押しをいただいています。

→ “信頼で支える医療の未来” を一緒に創る仲間が、全国に増えています。

✨ 全体の位置づけ

ジョブハッピーは、
「紙の求人票を届ける仕組み」から、
「若者の就職・定着・成長を支える仕組み」へと進化しています。

今回のクラウドファンディングは、その中核となる

・全国への普及
・学校との連携
・学生を支える新しい仕組みづくり

→ あなたの応援が、日本の医療の未来を支える力になります。

🤝 特別応援(Special Supporters)

伊藤 泰史
(ビジネス・ブレークスルー〈現Aoba-BBT〉創業メンバー/
元・株式会社Aoba-BBT代表取締役副社長・BBT大学初代副学長/
アタッカーズ・ビジネススクール塾長)

マッキンゼー日本支社長、アジア太平洋地区会長として知られる
大前研一氏が1998年に起業したビジネス・ブレークスルー(現Aoba-BBT)の創業に参画。

大前氏が掲げた「教育による社会変革」の思想を、
世界で活躍できるリーダーを育成するマネジメント教育
(主にオンラインの経営学部及び大学院(MBA))の普及を通じて社会実装した実践者です。

教育×医療を“信頼”でつなぐ本プロジェクトの理念に深く共感し、
特別応援者としてご参画いただいています。

💬 応援メッセージ
「”教育の力で社会を変える。
その信念を医療の現場で実践しようとしているこの挑戦を、心から応援しています。」

👐 技と想いを、次の世代へつなぐ

義肢装具づくりの現場では、
熟練の職人が患者様一人ひとりの「動く喜び」を支えています。

ある日は、小学生の子どもが現場を訪れ、
石膏を混ぜたり、型を取ったりと、装具づくりを体験しました。

職人の背中を見てノートをとり、
最後に「ありがとうございました」と頭を下げる姿。

その瞬間には、技術だけでなく、
“人を支える力”が静かに受け継がれていくあたたかさがありました。

📣 現場からの声(匿名)

「求人票だけでは見えなかった職場の雰囲気が分かって、安心して応募できました。」
(新社会人・20代)

「求人票作成の手間がなくなり、久しぶりに新卒に求人票を出しました。」
(義肢装具会社・採用担当)

こうした”変化の声”が、
少しずつ全国の学校や事業所に広がり始めています。

🎁 リターンについて(応援型)

物品ではなく、“信頼の可視化”を中心とした参加設計です。

ご支援いただいた方のお名前を、感謝の気持ちを込めて
ジョブハッピーのコーポレートサイト(現在、新設準備中) に掲載いたします。

掲載ページは 2026年2〜3月頃に公開予定 です。
(掲載は希望制・匿名可)

ご希望の方には、お名前(正式名称)を公式サイト内
「応援者一覧」に永久掲載いたします。

支援金はすべて、開発・普及・教育支援費に使用します。

🏷 掲載区分について

掲載はすべてのご支援者様を対象としています(希望制・匿名可)。
支援金額に応じて、掲載内容・方法が次のように変わります。

🩵 小(基本掲載) 
対象プラン:サポーター・ブロンズ・シルバー
内容:お名前(正式名称)を公式サイト内「応援者一覧」に掲載

💛 中(拡張掲載)
対象プラン:ゴールド・パートナー 
内容:お名前+共創メッセージ、または団体名を紹介

💎 大(特別掲載) 
対象プラン:プラチナ・スペシャル 
内容:お名前・ロゴ掲載/学会・講義で協賛・特別協賛として紹介

💬 各リターン内容

・1,000円|サポーター🕊️
 お礼メール✉️(シンプルな応援プラン)
 └「まず応援したい」という学生・若手・一般層向け

・3,000円|ブロンズ✉️
 お礼メール/活動報告(年数回)📄/応援者一覧掲載🫶

・10,000円|シルバー💻
 上記+PDFレポート📄(年2回)/オンライン報告会🎥

・30,000円|ゴールド🤝
 上記+意見交換会🗣️/共創メッセージ💬掲載

・50,000円|パートナー🏢
 上記+オンライン報告会で貴社名・団体名をご紹介 
 └ 中小クリニックや学校関係者向けの法人・団体応援プラン

・100,000円|プラチナ⭐️
 上記+公式サイトにロゴ・お名前を掲載🌐/活動レポート内でご紹介📘 
 └ 全国のキャリア講義および学会発表の最後に、学会協賛として掲載

・300,000円|スペシャル🏆
 全特典+学会・講演資料で特別協賛(共創枠)として掲載/未来共創セッション🎯

※プラチナ以上のご支援者様は、全国のキャリア講義および毎年の学会発表の最後に、
 貴社名・ロゴ・氏名を協賛(プラチナ)または特別協賛(スペシャル)として掲載いたします。

🧾 掲載に関するご案内

・掲載は希望制・匿名可です。
・ご希望の方は、支援時に「掲載を希望するお名前(正式名称)」をご記入ください。
・法人支援の場合はロゴ掲載も可能です(プロジェクト終了後にメールでご案内します)。
・公序良俗に反する名称・表現、または当社が不適切と判断した場合は掲載を控える場合があります。

📅 今後の予定(ロードマップ)
  • ・2025年11月 
     第41回日本義肢装具学会に出展。 
     → 全国への正式な案内をスタート。

・2025年12月〜2026年2月 
 全国の事業所と連携を拡大し、掲載率90%を目指します。 
 → 学生が“ほぼすべての求人”を見られる環境へ。

・2026年3月 
 主要システムのアップデート完了。 
 → 学生・学校・事業所が使いやすい形に。

・2026年4月 
 学校との正式連携を開始。 
 → “紙からオンラインへ” の全国的な移行が本格化。

・2026年7月〜 
 活動報告の配信を開始、「応援者一覧」への掲載を完了。 
 → ご支援くださった皆さまへ、全国の動きをお届けします。

🌱 最後に

私たちが目指すのは、
「学生・社会人・事業所・学校の誰一人取り残されない医療の仕組み」 をつくることです。

医療が届かない地域。
義足を諦めざるを得ない現実。
そして、人を助けたいと願う医療従事者さえ、十分に支えられない現実。

これらは誰かのせいではなく、
“今の仕組みの中にある空白” から生まれています。
だからこそ、私たち自身の手で変えていく必要があります。

ジョブハッピーは、学生・学校はすべて無料。
医療現場(採用側)の成果報酬で運営し、その収益を
学生・学校・現場へ循環させる“公共型のインフラ” を目指しています。

将来的には、

・無料「学習支援AI」
・離職を防ぐための「安心基金」
・数年働けば返済が免除される「信頼奨学金」

といった仕組みを通じて、
就職 → 定着 → 成長 → 再挑戦 を一貫して支え続ける
“新しい医療の土台” をつくります。

※これらの仕組みは、事業が安定した段階で、無理のない範囲から順次実装していきます。

今回のクラウドファンディングは、その未来への第一歩です。
あなたの一歩が、若者の未来を、そして地域医療を支える力になります。

どうか、この挑戦の 「最初の仲間」 になってください。
共に、100年先の医療の未来 をつくっていきましょう。



🌱 信頼の循環モデル 
— あなたの支援が未来を支えます

あなたのご支援は、
若者の学び・再挑戦・地域医療の基盤づくりへ、
責任を持って循環させていきます。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 広報/宣伝費

  • ・開発費(求人票DX・定着支援機能の改修) ・デザイン費(学生・学校向けパンフレット・広報物) ・全国学会への出展費(展示ブース・配布資料) ・広告/SEO対策費(医療専門職向け認知拡大) ・運営費(サーバー・通信費・サポート体制構築) ※すべての支援金は、開発・教育・医療の現場支援を目的として大切に活用いたします。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • 活動報告 vol.24「医療職のまじめな努力は、本来もっと報われていい。義肢装具士の領域で、その未来が見え始めている。」医療の世界には、どの職種にも“静かで確かな努力”が積み重ねられています。医師、看護師、リハビリ職、歯科技工士、そして義肢装具士。派手さはなくても、目の前の患者さんの人生を支えるために、黙々と、誠実に、技術と知識を積み上げてきた人たちばかりです。私は、医療全体の“供給構造(OS)”を再設計するために、まず 義肢装具士 の領域から実証を始めました。理由はひとつ。医療全体に起きている構造の課題が、もっとも早く・もっとも鮮明に現れる領域だったから。ここを変えられれば、他の医療職にも応用できる。その確信がありました。■ そしていま、確かな光が見え始めています。義肢装具士の求人票掲載カバー率が 80.1% に到達しました。(契約社数ベース)業界の8割がひとつの仕組みに集まる。これは、医療職領域では前例がほとんどありません。現場から届く声も変わってきました。・「地方でも就職先を探しやすくなった」・「学校の負担が減った」・「若手と出会えるようになった」これは、義肢装具士が“まじめに、誠実に”積み重ねてきた努力に社会の光がようやく届き始めた証です。■ 本当は、義肢装具の世界はとても明るい。でも、その光の“通り道”が細すぎた。義肢装具士は努力してきました。技術も文化も誠実さも揃っていました。学生も志を持って入ってきます。患者さんの必要性は増え続けています。でも──・情報が紙のままで届かない・地域に技術者がいない場所が生まれる・若手の孤立で継承が途切れる・制度と評価の道幅があまりにも細い構造が細いだけで、光が届かなくなっていた。だから私は、「義肢装具士のOS」ではなく“医療全体の供給OS”の最初の実証として光の通り道を広げる仕事をしています。義肢装具士は、その一番わかりやすい“起点”であり、ここで実証できれば、他職種へ横展開が可能になる。■ 義肢装具士の世界は、報われるべき世界です。義足で立ち上がる瞬間を支える人。装具で一歩を取り戻す瞬間を支える人。自分の時間も体力も差し出して、誰かの人生を前へ進めてきた人たちです。私は、その“誠実な積み重ね”がもっと正当に評価される社会構造を必ずつくりたい。そしてこれは、義肢装具士だけの話ではありません。■ 医療職全体のOSをつくるための、最初の成功事例が生まれつつある。義肢装具士での80%達成は、「この国の医療人材供給のOSは再設計できる」という実証の第一歩です。ここから、歯科技工士、視能訓練士、リハビリ職、看護、そして医師の領域まで──構造を横断的につなぎなおすことができる。医療現場の“まじめな努力”が正しく報われる社会をつくるために、実証からOSへ、OSから制度へ。静かに、確かに進めていきます。■ 最後に義肢装具士の未来は明るい。そしてその光は、医療全体にも確実に広がっていく。いま起きている変化は、ひとつの職種を救うだけでなく、医療という大きな森全体を支える基盤になる。光はある。必要性もある。誠実な人もいる。足りなかったのは“構造”だけ。その構造を、ひとつずつ再設計していきます。読んでくださり、ありがとうございました。武内佑介ジョブハッピー / 義肢装具士 もっと見る
  • 活動報告 vol.23「障害福祉にあるから問題なのではない。 本当の“構造的な空白”は、適合調整を評価する回路がないこと。」義肢装具士の仕事には、長く続いてきたひとつの“違和感”があります。それは、「現場が大切にしていることが、制度の言葉にならない」という構造的なギャップです。最近、義肢装具の現場や制度に詳しい方々と対話する中で、私はひとつの大切な視点に気づきました。■ 障害福祉に置かれていること自体は、問題ではない。補装具は医療費ではなく、障害福祉(補装具費) の枠に置かれています。一部ではこのことを“問題視”する声もありますが、私は少し違う角度から見ています。この領域は、・専門性が高く・他職種との利害対立が少なく・小さな改善でも現場に大きく響くという特徴があり、きめ細かな評価基準を設計しやすい領域 だからです。つまり、制度の“箱”を変える必要はない。必要なのは、箱の中に「評価の回路」をつくること。■ では、何が欠けているのか?現場の願いはいつも同じです。・痛みを減らしたい・歩ける距離を伸ばしたい・どんな地域でも同じ質を届けたい・義足や装具と丁寧に向き合いたいしかし、この願いの中心にある「適合調整(フォローアップ)」 は、・対価がつかない・時間をかけるほど赤字・小規模事業所(8〜9割)が先に疲弊するという “制度設計上の空白” のまま数十年が過ぎてきました。これは、誰が悪いわけでもありません。評価をつくる「翻訳回路」が存在しなかっただけです。■ 構造を動かすために必要な3つの論点① 適合調整の価値を“エビデンス”で言語化すること歩行改善は、・医療費の抑制・介護負担の軽減・就労継続に直結します。感情ではなく、社会保障の言語(データ) で語るべき領域です。② 若手不足は“制度疲労”の結果告示価格労働構造原価の上昇こうした構造的なギャップが重なり、「続けたくても続けられない」状況を生んでいます。③ 現場 → データ → 政策この“翻訳回路”がまだ存在していない**行政に届く声は、大声感情ではありません。届くのは、・ 根拠(データ)・ 構造(整理)・ 傾向(エビデンス)この3つだけです。■ ここを強調したい。行政も、財政を預かる方々も、現場の願いを否定したいわけではありません。「前例のない支出」には慎重ですが、エビデンスがあれば必ず耳を傾けてくれる組織です。なぜなら、そこにいる方々も、・義足や装具を使った家族を持つ人 かもしれない・介護を支えた経験を持つ人 かもしれないからです。彼らは“敵”ではありません。同じ社会を支える、パートナーです。厚生労働省も同じです。制度を守りながら、現場の声をどう形にできるか模索しています。だからこそ、「現場 → データ → 政策」この回路がつながれば、制度は必ず動く。私はそう信じています。■ では、ジョブハッピーは何をするのか?私は義肢装具士の “翻訳者” として、・全国の求人票・離職率・働き方を可視化する・若手・学校・企業の傾向データを集める・適合調整の価値を“社会保障の言語”へ変換する・若手が続けられる職業構造(定着支援)をつくる現場の願いを制度の中心へ届ける回路をつくる。これこそが、民間でできる最大の価値です。■ 怒りではなく、構造で。騒ぎではなく、データで。制度を動かすのは、声の大きさではなく、根拠の強さです。義肢装具士の「適合調整」の仕事がきちんと評価される未来のために。若手が胸を張って選び、続けられる職業のために。私はこれからも、・データを積み重ね・現場の声を構造に翻訳し・制度へ届け続けます読んでくださり、ありがとうございました。武内佑介ジョブハッピー / 義肢装具士 もっと見る
  • 活動報告 Vol.17「なぜ、最強のビジネスロジックも、医療現場では止まってしまうのか。」最近、ひとつの大きな気づきがありました。外資系コンサルや経営のプロフェッショナルの方々は、おそらく “自分が扱っている変数の世界” を基準にして医療を語っているのだと思います。ビジネスの世界を支配する変数は、とても明確です。・単価(Price)・コスト(Cost)・規模(Scale)・効率(Efficiency)これらを調整すれば答えが出る。それがビジネスの勝利の方程式です。でも、医療はこの方程式だけでは解けません。なぜか。医療の方程式に含まれる「変数」の数が、桁違いに多いからです。患者さんの人生家族の背景心理的安全性多職種の関係性教育のジレンマ学生の孤立若手の不安離職の痛み社会保障制度地域性倫理観将来のキャリア信頼関係その日、その時の“温度”……ビジネスの世界では ノイズ(雑音) と扱われがちなこれらが、医療現場ではすべて “決定的な変数” になります。だから、外資のフレームワークをそのまま当てはめても、必ずどこかで エラー が起きてしまう。これは、外資系の方々の能力の問題ではありません。医療が非効率なわけでもありません。ただ単に、解こうとしている「数式」が違うだけなんです。──そしてここに、医療が抱える「見えにくい孤立」があります。現場の先生方は、臨床と研究と教育の三つを同時に抱え、誰よりも多くの“変数”を毎日背負っている。若者は、情報が不足したまま実習に出て、失敗を自分の価値と結びつけてしまう。事業所は、採用難と教育負担の間で疲れ切っている。この世界では、正論だけでは動けない局面が必ず生まれます。だからこそ、医療の構造改革は「ビジネスの正論」だけでは完結しません。必要なのは、見えない変数までを含めて計算できる“現場の解像度” です。■ なぜ僕は、義肢装具士から始めたのか。最初から大市場を狙ったわけではありません。医療の複雑な方程式を理解するためには、現場でしか拾えない変数があまりに多かったからです。義肢装具士は、・現場との距離が近く・空白地帯の影響が分かりやすく・介入による変化が可視化しやすく・信頼形成がしやすい“最初のモデル職種”として最適でした。ここで拾った変数は、歯科技工士にも、臨床工学技士にも、放射線技師にも、必ず波及します。医療は多職種連携の産業。小さな入口から、構造全体が変わっていく世界です。■ 医療は、市場原理だけでは動かない。医療が動くときはいつも、複雑な変数が 信頼 でつながったときです。だから僕は、「外から大きな正論を押し付ける改革」ではなく、“現場で変数を拾いながら、一緒に積み上げていく改革”を選びました。学生が孤立しないように。若手が潰れないように。先生方の教育負担が少しでも軽くなるように。事業所の方々が“自分たちは間違っていない”と思えるように。そのために、小さな仕組みとして始めたのがジョブハッピー です。医療の数式は複雑で、すぐに解けるものではありません。でも、変数を正しく捉え、信頼を土台に積み上げていけば、確実に変わっていきます。その一歩を、これからも現場と一緒に踏み出していきます。 もっと見る

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