300年、100体の「祈り」が崩れ始めています。 熊本の放牛石仏を、いま救いたい

300年前、父を失った一人の僧が祈りを込めて彫り続けた、熊本の放牛石仏。 その数は100体以上にのぼり、長い間、静かに人々を見守ってきました。 しかし今、風雨と地震にさらされ、いくつもの石仏が崩壊寸前の状態にあります。 この祈りを未来へつなぐため、石仏を守る「屋根」を贈る挑戦です。

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熊本県 の付いた活動報告

先日、心に残る出来事がありました。放牛石仏についての投稿をご覧になった女性の方が、 お声をかけてくださったのです。その方は、お仕事の合間を縫って すでに放牛石仏を20体ほど巡られているとのこと。「どのお顔も本当に優しくて…」少し照れくさそうに、でも、まっすぐな眼差しで そう話してくださいました。「惹かれて、巡るのをやめられないんです」 誰かに勧められたわけでもなく、ただ、自分の足で歩き、 自分の目で見て、 一体一体の石仏と静かに向き合ってこられた方でした。放牛石仏は、多くを語りません。けれど、300年前に刻まれた祈りは、 今も確かに、誰かの心に届いています。思えば、石仏はずっとそこにいて、 誰が来ても、来なくても、 ただ静かに微笑んでいるだけ。それでも。いえ、だからこそ、惹かれる人がいる。今回の出来事は、 私たちに「守る意味」をあらためて教えてくれました。このつながりを、これからも静かに紡いでいきたいと思います。放牛石仏を守る会


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